Zenfone2は
スマホで初の4GBメモリを搭載したハイスペックスマホなのにこの価格!
コストパフォーマンス最高!
みたいなことで前評判で期待値がうなぎのぼりな最新simフリースマホでした。
タイトル通りこれから酷評するのですが
酷評する前に好感ポイントを一応上げておきます。
■ Googleアプリ
いままでずっとiOSを使い続けていたので一番楽しみだったのが
Googleが作ったAndroid上で動くGoogleのアプリ。
GoogleカレンダーとかGmailとか予想通りのレスポンスの良さで
これは非常にいいかんじだった。
■ やっぱりコスパ
この価格(5万円前後)でsimフリーのハイスペックに分類されるスマホが手に入る。
というのはポイントが高いと感じます。
一日に数回スマホで用事を足すくらいのライトユーザーには十分すぎるスペックだと感じます。
元々、自分が使うようではなく親に使わせるのに良いのでは?と思って買ってみたというのが最大の理由。
ですが、NGポイントのインターフェースのせいで自分で使っていてもストレスになるのに
遠方地に住んでいる親に使わせたらもっとストレスになるわ。と思わざるをえないポイントがありました。
では酷評します
■ ディスプレイ、暗くて明るい。上限値と下限値の選択の幅が狭い
iPhoneとも並べて画面の明るさを最大にしたり最小にしてみたところ、Zenfone2のディスプレイは、設定できる最大輝度と最小輝度の幅が狭いようです。
ザックリ行ってしまえば、明るくしたいときに薄暗くて、暗くしたいときに明るすぎる。
という感じ。寝る前にスマホの画面を見ることがあると、まぶしすぎて目が痛いし、日中明るい事務所の中で見てると暗く感じるという微妙さ。
残念です。
■ androidのインターフェース
一番感じた不満点は画面のスクロール。
無重力か?と思うようなどこまでもスクロールしていって止まらない感じ。
iPhoneだとグリップが効いているというかちょうどいい感じでスクロールのスピードが設定されているのですが、Androidのスクロールは無神経な感じ。
設定画面も何処がボタンになっているのかよく分からない感じで、メニューの階層をどうやって辿っていいのかがわかりにくい感じ。
設定できる箇所は多い感じはしたけど、そのせいでメニューの配列が雑然としていてどこから辿って行くと目的の場所にたどり着くのかがイメージしづらい。
親みたいな年齢(50〜60代)の人にこれを使ってねと言うには致命的。
■ 謎のASUS公式アプリ
インストール初期の状態からブラウザもメーラーもASUS純正のアプリを使ってね。という感じがヒシヒシと感じられる。
そのくせしてインターフェースが中途半端でレスポンスも早くない。
黙ってGoogleChromeとGmailを標準にしておいて欲しい。
■ カメラ
ピント合わせからシャッター切るまでに時間がかかる。
カラーバランスが変。
初期設定だとインカメラのモードがビデオが取れないモードになってる。撮影モードを変えるとビデオが撮れるモードと撮れないモードが混在していてややこしい。
これも親に使わせたら「なぜかビデオがとれなくなった」とか言われかねないので最悪。
■ カバー
SIMを挿すにもSDカードを挿すにも裏のカバーを外す必要があるのですけど
普通の人は指の爪が負けると思います。
硬すぎて空けられない。
マニュアル通りの方法でやると爪が割れそうになるので、しょうがなく底面のUSBを差し込む所からこじ開けようとしたら何とか空いた。
頻繁に開け閉めしない箇所とは言え、Zenfone5でも同じようなことをBlogとかで書いている人たちがいるようなので、元々の仕様らしい。
カバーくらい普通に開け閉めできるようにさせてください。
■ ATOK
iPhoneから移ったせいかもしれないけど、入力間違いが頻発する。
微妙にキー配列が違うのと、ボタンの大きさが違うせいかもしれないけど。
キーボードはドラッグするとキーボードの部分だけ横幅とかを変更できるのだけど
サイズをiPhoneと同じくらいのサイズにしてもやっぱり打ち間違いは頻発した。
フリック入力もなんとも言えないイマイチ感。
残念でした。
■ サイズが片手無理
サイズがiPhone6Plus相当で大きい。
片手で操作してたら手から滑り落ちそうだった。
寝ながら使うのも滑り落ちてホールド感が悪い。
■ ホーム画面にGoogleの検索ボタン
ホーム画面の上部半分を時計とGoogleの検索ボックスが占拠していた。
時計をタップすると時計のアプリが起動する。
Googleの検索ボックスをタップするとAndroid内全体?とWEBの横断検索になっているぽい。
数時間使っているだけでもこの2つのボタンを何回も、押す気が無いのに誤タップした。
フラストレーションが溜まる仕様でした。
■ 背景でタップ
ホーム画面でアプリのアイコンが並んでいる背景をタップすると設定画面が出てくる。
これも誤タップ頻発。見たくない画面が何回も出てくるとストレスになる。
設定で止めようと思ったけど多分設定で止められない感じだった。探しきれなかっただけかもしれないけど。
■ 画面最上部に戻るボタンがない
iOSだと画面の最上部をタップすると、スクロールした画面の一番上に戻れるようになっている。
自分の場合はよくこの機能を使うのだけど、Androidはこの部分を押すと
別の設定画面が出てくる。
一番上に戻りたいときは、スクロールしか無い。めんどくさかった。
■ 戻るボタン
Androidのアプリは、物理的に戻るボタンがある。というのが前提で設計されているらしく
アプリ内にスワイプで戻るとか戻るボタンが配置されていない。
本体のサイズ的にも戻るボタンを押しにくくて、結果的に両手持ちで操作が矯正される。
これもストレスの原因。
■ タブ切り替え
ブラウザとアプリのタブが混在していて、アプリの切り替えをしたいのに、別のページのブラウザのウィンドウが候補に出てくるとか。
アプリの切り替えだけでいいんですけど。
■ ホームボタンが物理ボタンでない
薄暗いところとかで触ってる時に、ホームボタンをタッチできてるのか分からない。
ホームボタンを押せているか目視が必要になる。
無意識の動作が余分に増えて非常にストレス。
という感じ。
全体的な感想
「さようならZenfone2。」
iOSの最近のアップデートの方針を見ていて
androidはまだiOSから乗り換えるには早かったようで残念です。
Googleのアプリの出来は良かった。
でも、Androidのインターフェースが全体的にイケてない
Zenfone2にはMVNOのsimを挿して使おうかと思ったけど
肝心のsimを挿すための外装カバーが硬すぎて空けられない。
この堅さは爪が割れるわ。
iPhone5、iPhone6、Zenfone2を3つ並べて
ディスプレイの明るさを最大値に設定してみたけど
Zenfone2の液晶はiPhone5より暗かった。
カメラも前評判ほど画質が良いとも感じないし
シャッターボタンをおした時のレスポンスもイマイチで滑らかでない。
コスパ重視でそこそこのスペックのスマホを持ちたいなら
Zenfone2は良い選択だと感じます。
でも手が小さい人は辞めたほうがいいです。
四六時中スマホを触りまくってるような人は黙って
iPhoneにしておいた方がいいです。
asusの製品はコスパは確かに良いけど、
値段なり感が強すぎる。
製品に触れてる時間が長いものは避けたほうが無難です。
4KディスプレイのPB287QもルーターRT-AC68Uも似たような感想。
スペックとか前評判で期待値上げすぎかなというのが全体的な印象
ダメな製品じゃないけど、私がASUSが設定している客層ではない
というだけの話なので、どうってことはないのですけど、
コスパだけ考えて買い物して小さいフラストレーション抱えながら
生活するのは良くないよね。と感じています
コスパ繋がりで格安SIMフリースマホとかSIMフリールーターで
そこそこ売れていると思われるHuaweiのモバイルルーターを
使った時は本当にがっかりした。
電波掴みつかみの悪さとかコンパネの
GUIのダメさとか最悪。
見た目スペックが最高でもHuawei製品は買わないと決めた
コスパを考える人こそ、初期費用が多少高くても
中古相場が値落ちしにくい定番メーカーの定番商品には
それなりの理由があるので、そういう製品を乗り継いでいくのが
間違いないです。
目先のスペックとパッと見で安そうに見える金額に騙されたらダメ絶対!
ということで、買い物上手なの社長達がみんな
iPhoneとMacで仕事してるのはコスパに騙されてないからです。
新製品出た瞬間に定価で即買い。
買い替えの時は今使っている機種を中古で売却。
というルールをまた2年か3年くらい運用することになりそうです
仕事のITを使いこなしたかったら
Apple教とGoogle教に身を委ねて盲信してるだけでOKです。
信じるものは救われます。
知らないけど。