商談のたびに、資料をゼロから作っていませんか。
提案書を1本作るのに、半日。
セミナー資料を1本作るのに、数日。
作る前に、もうぐったり。
もしくは、その逆かもしれません。
「あとはお見積もりを送りますね」
「細かいところは口頭で説明します」
そう言って、手書きの見積書1枚と、口頭の説明だけで商談を終えていませんか。
その気持ち、よく分かります。
毎回きちんとした提案書を作る時間なんて、どこにもないですよね。
でも、ここではっきり言います。
手ぶらで商談に行くと、お客さんは「金額」しか見なくなります。
ちゃんとした提案書がないと、あなたの会社の良さも、こだわりも、他社との違いも、何も伝わりません。残るのは数字だけ。だから相見積もりで並べられて、一番安いところに流れていく。
かといって、資料作りに半日を溶かすわけにもいかない。
このジレンマ、AIで一発で解決できます。
この記事では、パソコンが苦手な社長でも、AIに”話すだけ”で「そのまま通る提案書・営業資料」を15分で用意する方法を、世界一かんたんな手順でまとめました。
「資料作りが苦手」「デザインなんてできない」という方こそ、最後まで読んでください。
なぜ”資料作り”で社長の一日が溶けてしまうのか|提案書は個人事業主の隠れた重労働
まず、はっきりさせておきたいことがあります。
資料作りが遅いのは、あなたのせいじゃないです。
提案書、料金表、サービス紹介、セミナー資料。
これ、個人事業主やひとり社長にとって、隠れた重労働なんですよ。
なぜなら、資料作りは3つのことを一度にやる作業だからです。
- 何を、どの順番で伝えるかを考える(構成)
- それを文章にする(ライティング)
- 見やすく整える(デザイン)
考えて、書いて、飾る。
この3つを、本業の合間に、ひとりで全部やる。
そりゃあ、提案書1本に半日かかります。
セミナー資料に数日かかって当たり前です。
そして、ここが一番きついところなんですけど。
そこまで時間をかけて作った資料でも、商談前にはもうぐったりしている。
一番大事な「話す」ところに、全力を出せない。これでは本末転倒です。
だから多くの社長が、どうするか。
「資料を作る時間がないから、口頭で説明しよう」
「手書きの見積もりでいいや」
と、資料作りそのものを諦めてしまう。
その気持ちは分かります。でも、これが一番損をするんです。
なぜか。
お客さんは、あなたの頭の中を見ることができないからです。
あなたがどれだけ深く考えていても、どれだけいい提案をしていても、それが「形」になっていなければ、お客さんには伝わりません。
口頭の説明は、その場で消えます。
手書きの見積もりには、金額しか書いていません。
結果、お客さんの手元に残るのは「数字」だけ。
そうなると、比較の土俵は「価格」しかなくなります。
あなたは、ただの「業者」として、他社と横並びで値段を比べられて終わりです。
私がいつもクライアントに言っているのは、これです。
業者になるな、先生になれ。
言われた通りの見積もりを1枚出すだけの人は、業者です。比較されて終わり。
でも、きちんとした提案書で「あなたにはこれが必要です」と示せる人は、先生です。価格ではなく、信頼で選ばれます。
その「先生に見える提案書」を、今までは半日かけて作っていた。
これを、AIで15分にする。それが今日の話です。
私が”手ぶらの商談”を二度としないと決めた理由
少しだけ、私の昔の話をさせてください。
私は学生時代、飛び込み営業をやっていました。
興味のない人に、頭を下げて売り込む。
「いらない」と言っている人に、さらに食い下がる。
正直、苦痛で仕方なかったです。
なんでこんな非効率なことをしないといけないのか、怒りすら覚えました。
そこで私は誓ったんです。
二度と自分から売り込みはしない。欲しい人が、向こうから「お願いします」と来る仕組みを作る。
この考え方が、今の私の営業マン不在・Web集客中心のビジネスの根っこになっています。
そして、この「売り込まずに選ばれる」を実現するために、絶対に欠かせないのが「資料」なんです。
考えてみてください。
口頭でどれだけ熱く語っても、お客さんが家に帰った瞬間、半分は忘れられます。
一晩寝たら、ほとんど残っていません。
でも、手元に「提案書」があればどうか。
あなたが寝ている間も、その資料はお客さんの手元で、あなたの代わりに語り続けてくれます。
社内で「この会社どう?」と検討されるとき、その資料が「あなたの分身」として説明してくれます。
ホームページが24時間働く営業マンなら、提案書は”持ち帰れる営業マン”です。
いい資料は、あなたが売り込まなくても、勝手に売ってくれる。
だから私は、手ぶらの商談を二度としないと決めました。
そして今は、その資料作りを、AIに丸ごと手伝ってもらっています。
提案書・営業資料こそ、真っ先にAIに任せるべき理由
「AIって、何に使えばいいか分からない」
そういう社長は多いです。
だったら、まず提案書・営業資料から始めてください。
これが、AIと一番相性がいい仕事だからです。
理由は3つあります。
ひとつ目。毎回発生する仕事だから。
提案書も、料金表も、サービス紹介も、商談のたびに必要になります。頻度が高い作業ほど、AIに任せたときの時短効果が大きい。
ふたつ目。「型」が決まっているから。
提案書には「表紙→課題→解決策→料金→事例→問い合わせ先」という、ある程度決まった流れがあります。型があるものは、AIが一番得意とするところです。
三つ目。でも、作るのに時間と頭を使うから。
毎回発生して、型はあるのに、ゼロから作ると時間がかかる。ここに一番、AIを使うべきなんです。
私がよく言うのは、これです。
ゼロから作るな。
提案書を白紙から作るのをやめる。
AIに「たたき台」を8割作らせて、あなたは残りの2割を直すだけ。
半日かかっていた作業が、15分になります。
浮いたその時間で、あなたは何をすべきか。
もう1件、商談を入れる。
現場をもう1つ回る。
家族と過ごす。
AIに詳しくなることが目的じゃないんですよ。
あなたの仕事を減らして、大事なことに時間を使えるようにすることが目的です。
その第一歩に、資料作りはうってつけです。
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【手順】AIで”そのまま通る提案書”を話すだけで作る3ステップ
では、実際のやり方です。
難しい操作は一切ありません。
社長がやることは、基本「AIに話すだけ」です。
ステップ1|「誰に・何を売るか」をスマホに話して、骨組みを作らせる
まず、キーボードは触らなくていいです。
スマホの音声入力を開いて、AIにこう話しかけてください。
「工務店を経営しています。リフォームを検討しているお客さんに渡す提案書を作りたい。表紙、お客さんの悩み、うちの解決策、料金プラン、施工事例、問い合わせ先の順で、構成を考えて」
これだけです。
AIが、提案書の「骨組み(構成)」を一瞬で出してくれます。
ここで大事なのは、完璧に話そうとしないこと。
思いついたことを、そのまま話す。
順番がぐちゃぐちゃでも、AIが整理してくれます。
職人さんや社長が、キーボードをカタカタ打つ必要はありません。
現場で歩きながら、スマホに向かって話すだけでいい。これが、私がいつも言う「泥臭いAI活用」です。
ステップ2|”自社の中身”を渡して、あなたの言葉の提案文にする
骨組みができたら、次は中身です。
ここが、一番大事なところです。
多くの人が、ここでつまずきます。
AIに「提案書を書いて」とだけ頼んで、出てきた文章を見て「なんか、どこかで見たような一般論だな」とがっかりする。
なぜ、そうなるのか。
AIに、あなたの会社の情報を渡していないからです。
AIは、あなたの会社の強みも、実績も、お客さんのことも、何も知りません。だから、そのまま頼むと、当たり障りのない一般論しか返ってこない。
逆に言えば、あなたの情報を渡すだけで、答えは一気に「あなたの言葉」に変わります。
だから、こう話しかけてください。
「うちの強みは、地元で20年やっていて、施工実績が1000件あること。他社と違うのは、必ず現場を見てから見積もりを出すこと。お客さんからよく言われるのは『説明が丁寧で分かりやすい』。この強みが伝わるように、提案書の文章を書いて」
こうやって「自社のネタ」を渡すと、AIはあなた専属のゴーストライターに変わります。
一度この「自社の情報」を覚えさせておけば、次からは使い回せます。
毎回ゼロから説明する必要はありません。あなた専属の営業アシスタントが、社内にひとり増えるようなものです。
ステップ3|スライド・PDFに整えて、”渡せる形”にする
文章ができたら、最後は「見た目」です。
ここも、ゼロから作りません。
今は、指示文を渡すだけでスライドを丸ごと作ってくれるAIツールがあります。
文章を貼り付けると、構成からスライドの形まで自動で整えて、PDFやパワーポイントの形で書き出してくれる。
図解やグラフも、AIが勝手に付けてくれます。
「デザインなんて、私にはできない」
大丈夫です。あなたがデザインする必要はありません。
AIが作った”たたき台”を、少し手直しするだけです。
作った画像素材が足りなければ、AI画像生成で挿絵を用意する。
細かい配置は、Canvaのような無料ツールで整える。
デザイナーに頼まなくても、外注しなくても、あなたひとりで「渡せる資料」が完成します。
この3ステップで、半日かかっていた提案書が、15分で手元に用意できます。
「提案書を作って」だけでは”一般論”しか出てこない|AIに渡す”自社のネタ”
ステップ2でも触れましたが、ここは大事なので、もう少し掘り下げます。
AIで作った資料が「薄い」「使えない」と感じる人の、9割はここが原因です。
自社の情報を、AIに渡していない。
「リフォームの提案書を書いて」
これだけで頼むと、AIは世の中の平均的なリフォーム会社の話しかできません。ネットで拾えるような、当たり障りのない一般論。
そんな資料、お客さんはすぐに見抜きます。「あ、これテンプレだな」と。
では、何を渡せばいいのか。
難しく考えなくていいです。
あなたが商談で、いつも口で説明していることを、そのままAIに話すだけです。
- うちの強み(他社と何が違うのか)
- 実際にやった仕事の例(どんなお客さんの、どんな悩みを解決したか)
- お客さんからよく言われる褒め言葉
- 料金の根拠(なぜこの値段なのか)
- お客さんがよく心配すること(と、それへの答え)
これらを渡すだけで、AIの出す文章は「どこかで見た一般論」から「あなたの会社にしか書けない提案」に変わります。
そして、これは一度やれば終わりです。
一度「自社のネタ」を覚えさせておけば、次の提案書も、セミナー資料も、ホームページの文章も、全部その情報をもとに書いてくれる。
自社の情報を渡す作業は、AIをあなた専属の社員に育てる作業なんです。
ここに脳の汗をかいてください。ここだけは、社長にしかできない仕事です。
一人社長が”一度だけ作って一生使い回す”5つの資料
提案書だけじゃありません。
ひとり社長が持っておくべき資料は、実は決まっています。
そして、これらは一度AIで作れば、ずっと使い回せます。
私がクライアントに「まずこの5つを作ってください」と伝えている資料が、これです。
| 資料 | 使う場面 | 役割 |
|---|---|---|
| ① サービス紹介スライド | 商談・登壇・問い合わせ対応 | あなたの会社の「顔」になる万能資料 |
| ② 料金プラン資料 | 商談・ホームページ | 松竹梅で価格競争から抜ける |
| ③ お客様の声スライド | 商談・ホームページ | 「本当に大丈夫?」の不安を消す |
| ④ よくある質問スライド | 商談・問い合わせ対応 | 同じ説明を何度もする手間をなくす |
| ⑤ 提案書テンプレ | お客さんごとのカスタム提案 | 中身を差し替えるだけで即完成 |
ポイントは、これらを一度だけ気合いを入れて作ることです。
作ってしまえば、あとは商談のたびに、お客さんに合わせて中身を少し入れ替えるだけ。
自己紹介を相手の業界に寄せる。事例を関連する業種のものに差し替える。それだけで、毎回「オーダーメイドの提案書」ができあがります。
これは、私がいつも言っている「フローとストック」の話と同じです。
商談のたびにゼロから作るのは、消えていく「フロー」の仕事。
一度作って使い回せる資料は、貯まっていく「ストック」の資産です。
SNSの毎日投稿のように、流れて消えていく作業に時間を使うのはやめましょう。
一度作れば働き続ける「資産」に、時間を使ってください。
資料は、あなたが寝かせて稼ぐための、立派な資産になります。
価格で比べられたくないなら”松竹梅”で出す|提案書が相見積もりを無効化する
料金資料について、もうひとつだけ。
これは、価格競争に巻き込まれている社長に、絶対に知ってほしい話です。
料金資料は、ただの「価格表」じゃないです。
お客さんに言われた通りの見積もりを、1つだけ出す。
これ、私は「竹」と呼んでいますが、竹だけを出しているうちは、あなたはただの業者です。他社と並べられて、比較されて終わり。
プロなら、3つ出してください。
- 梅:予算を抑えたい人向け。機能を削ってコストを下げたプラン
- 竹:お客さんの要望通りの、標準プラン
- 松:プロとして本当におすすめする、高品質・高効果のプラン
こうやって選択肢を3つ並べると、何が起きるか。
お客さんは、他社と比較するのをやめます。
そして「この会社の、どのプランにしようか」と、あなたの会社の中で悩み始めます。
比較の土俵が、「他社との価格比べ」から「自社内のプラン選び」に変わるんです。
これが、相見積もりを無効化するということ。
そして、この松竹梅の料金資料も、AIに作らせられます。
「うちのリフォームサービスを、梅・竹・松の3プランに分けて、それぞれの内容と価格の目安、どんな人におすすめかを表にして」
こう話すだけで、松竹梅の骨組みができます。
あとは、あなたが実際の数字を入れて、微調整するだけです。
口頭で「だいたいこれくらいですね」と伝えるのと、松竹梅の資料を渡すのとでは、お客さんの受け取り方がまるで違います。
前者は業者。後者は先生です。
AIの資料は”8割”でいい|残り2割を人が直すだけで”通る資料”になる
ここまで読んで、こう思った方もいるかもしれません。
「AIが作った資料なんて、そのまま出したら失礼じゃないか?」
いい質問です。
結論から言うと、AIの資料をそのまま出してはいけません。
AIが作る資料は、正直「8割」の完成度です。
速いけれど、弱点があります。
- 1枚に文字を詰め込みすぎる
- 見出しがぼんやりしている
- 余白が中途半端
- 図解が機械的
- 締めの一言(CTA)が弱い
でも、逆に言えば、直すところはこの5つだけ。
残りの2割を人が仕上げれば、一気に「通る資料」になります。
社長がやるべき、仕上げの5原則がこれです。
| 直すところ | やること |
|---|---|
| ① 文字量を減らす | 1枚に詰め込まず、1スライド1メッセージにする |
| ② 見出しを強くする | ぼんやりした言葉を、言い切りのキャッチにする |
| ③ 余白を作る | 3割は空白にして、見やすくする |
| ④ 図解を入れる | 文章を、図や表に置き換える |
| ⑤ 順番を直す | 一番伝えたいことが、最初に来るように並べ替える |
この5つを直すだけで、AIが作った”のっぺりした資料”が、プロの資料に化けます。
そして、もうひとつ。ここは絶対に人がやってください。
金額・納期・実績の数字は、必ず自分の目で確認する。
AIは、たまに事実と違うことを、それっぽく書いてしまいます。
料金の桁が違っていたり、ありもしない実績を書いていたり。
これをそのまま出すと、信用を失います。
だから、たたき台はAIに作らせても、最終判断は必ず社長がする。
これは、絶対に守ってください。
AIに丸投げするのではなく、AIを「優秀なアシスタント」として使う。
面倒な下書きはAIにやらせて、あなたは一番大事な「判断」に集中する。
これが、AIとの正しい付き合い方です。
今日からできる、最初の一歩
いろいろお伝えしましたが、一気に全部やる必要はありません。
まずは、たった1本でいいです。
次の商談で使う「サービス紹介スライド」を、AIに作らせてみてください。
やることは、これだけ。
1. スマホの音声入力を開く
2. 「うちの会社を紹介するスライドを作りたい」とAIに話す
3. 自社の強み・実績・お客さんの声を、思いつくまま話す
4. 出てきたたたき台を、少し手直しする
これで、あなたの「持ち帰れる営業マン」が1本、完成します。
半日かけて作っていたものが、15分で手に入る。
そして、それは一度作れば、ずっと使い回せる資産になる。
やるかやらないか。それだけの話です。
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まとめ|手ぶらで行くな。AIで作った”一枚”が、あなたを先生にする
最後に、今日の話をまとめます。
- 商談に手ぶらで行くと、お客さんは「金額」しか見なくなる
- 提案書・営業資料は、あなたの代わりに働く「持ち帰れる営業マン」
- 資料作りは、AIと一番相性のいい仕事。ゼロから作るな
- 手順は3ステップ。①スマホに話して骨組み ②自社のネタを渡して中身 ③スライド・PDFに整える
- 「一般論しか出ない」原因は、自社の情報を渡していないから
- 一度作って一生使い回す「5つの資料」を持つ
- 料金は松竹梅で出せば、相見積もりを無効化できる
- AIの資料は8割。残り2割を人が仕上げ、数字は必ず自分で確認する
資料作りに半日を溶かす日々は、もう終わりにしましょう。
AIに骨組みと下書きを任せて、あなたは「判断」と「仕上げ」に集中する。
それだけで、あなたは価格で比べられる「業者」から、信頼で選ばれる「先生」に変わります。
手ぶらで、商談に行くのはやめてください。
AIで作った”たった一枚の提案書”が、あなたを先生にしてくれます。