見積もりを持って、お客さんのところへ商談に行く。
でも、いざ向き合うと、何をどう話せばいいかわからない。
雑談もぎこちなく、提案も一通り説明したつもりが、最後はいつも「では、ご検討ください」で終わってしまう。後日返ってくるのは「他社さんのほうが安かったので」という一言。
こんな経験、ありませんか。
世の中の営業本やセミナーを開いても、書いてあるのは「相手の目を見て」「共感を示して」みたいなテクニックばかり。口下手な自分には、とても真似できないですよね。
はっきり言います。商談で選ばれるかどうかは、話のうまさで決まるわけじゃないです。
決まるのは、「何を、どの順番で話すか」。つまり台本があるかどうか、それだけです。
そして、その台本は、いまやAIに作らせることができます。
だからこの記事では、口下手なままでいい、しゃべりが苦手なままでいい、それでもAIに”商談の台本”を作らせて、価格で比較されず「先生」として選ばれる方法を、世界一かんたんにお伝えします。
なぜ、見積もりを持って行っても「価格で比較されて終わる」のか
まず、なぜ多くの社長が商談で価格を叩かれるのか。ここをはっきりさせておきます。
理由は、しゃべりが下手だからじゃないです。
お客さんに「言われた通りの見積もり」を、そのまま持って行っているからです。
リフォームでも、印刷でも、士業でも、Web制作でも同じ。お客さんが「これをいくらでできますか」と言ってきて、その通りに一枚の見積もりを出す。これ、商談ではなく、ただの「御用聞き」です。
御用聞きが持ってくる見積もりは、お客さんにとって「比較しやすい一枚の紙」でしかありません。だから当然、他社の紙と並べられて、安いほうが選ばれる。
これが、価格競争の正体です。
私がいつもお伝えしているのは、業者になるな、先生になれ、ということです。
業者は、言われた通りに見積もりを出して、比較されて終わる存在。先生は、お客さんが気づいていないことまで提案できて、相見積もりそのものを無効化できる存在です。
商談の場で「業者」になるか「先生」になるか。その分かれ目は、才能でも話術でもなく、「何を話すかが決まっているか」だけなんです。
そして口下手な人ほど、ここで損をしています。提案したい中身は頭の中にあるのに、その場の空気にのまれて、結局言えずに終わる。もったいないです。
だからこそ、台本がいるんです。
結論|商談は”アドリブで頑張る”な。AIに”台本”を作らせて「先生」として話せ
先に結論を言います。
商談を、その場のアドリブで乗り切ろうとするのはやめてください。
代わりに、AIに「商談の台本」を作らせる。これだけで、口下手な社長でも、落ち着いて「先生」として話せるようになります。
ここで多くの人が誤解するんですけど、台本というのは「丸暗記するセリフ集」のことじゃないです。
そうではなく、「この場面では、この順番で、これを話す」という地図のことです。
地図があれば、道に迷いません。雑談で何を聞くか、提案をどう並べるか、価格を聞かれたら何と返すか。これが先に決まっていれば、しゃべりが得意じゃなくても、ちゃんと伝わります。
アドリブの商談と、台本のある商談。何が違うのか、並べてみます。
| 項目 | アドリブで頑張る商談 | AIで台本を作る商談 |
|---|---|---|
| 話す内容 | その場で考える・言い忘れる | 先に決まっている・抜けがない |
| 提案 | 言われた通りの見積もり1枚 | 松竹梅の3案で自社内比較に持ち込む |
| 価格を聞かれたら | 焦って値引きしてしまう | 根拠とセットで落ち着いて返せる |
| お客さんの印象 | よくいる業者の一人 | 相談できる「先生」 |
| 結果 | 価格で比較される | 価格以外で選ばれる |
見ての通り、差が出るのは「話のうまさ」じゃないです。「準備されているかどうか」です。
そして、その準備をいちばんラクにしてくれるのが、AIなんです。
AIに任せられるのは「台本作り」|決めるのはあなた
ここで、勘違いしてほしくないことがあります。
AIに商談を「丸投げ」してはいけない、ということです。
AIに任せられるのは、あくまで台本のたたき台を作るところまで。話す中身を最終的に決めるのは、あなた自身です。
なぜなら、お客さんの本当の事情も、自社の強みも、過去にうまくいった提案も、いちばん知っているのは社長であるあなただからです。
AIは、頭の中にある材料を、きれいな順番に並べ替えてくれる。言葉にしづらかった提案を、伝わる文章にしてくれる。でも、「このお客さんに何を提案すべきか」という肝心の判断は、あなたにしかできません。
脳に汗をかくのは、ここです。
何を提案するか。どこは譲って、どこは譲らないか。この判断だけは、人間がやる。それ以外の「文章にする」「順番に並べる」「言い回しを整える」という面倒な作業は、全部AIに渡す。
この役割分担さえ間違えなければ、AIは口下手な社長にとって、最高の商談ブレーンになります。
商談で社長がつまずく「3つの場面」
では、具体的にどこで台本が効くのか。商談で社長がつまずきやすい場面は、だいたいこの3つに絞られます。
ひとつ目は、最初の雑談とヒアリングです。
何を聞けばいいかわからず、いきなり自社のサービス説明を始めてしまう。でも、お客さんの困りごとを引き出せていないと、その後の提案がぜんぶ的外れになります。先生は、話す前に「聞く」。ここを台本化します。
ふたつ目は、提案と見積もりの提示です。
一枚の見積もりをそのまま出すから、比較されて終わる。ここを松竹梅の3案に変えるだけで、商談の主導権がこちらに移ります。後で詳しくお伝えします。
みっつ目は、価格を聞かれたとき、そして質問への対応です。
「高いですね」「他社はもっと安かった」と言われた瞬間、焦って値引きしてしまう。これが単価が上がらない最大の原因です。何を聞かれても落ち着いて返せるよう、想定問答を先に作っておく。
この3場面さえ台本にしておけば、商談はぐっとラクになります。逆に言うと、ここがアドリブだから、毎回しんどいんです。
【手順】AIで”商談の台本”を作る3ステップ
ここからが本題です。AIで商談の台本を作る手順を、3ステップでお伝えします。スマホでもパソコンでも、どちらでもできます。
ステップ1:お客さんの情報と悩みを書き出す
まず、これから商談するお客さんの情報を、箇条書きでいいので書き出します。
業種、会社の規模、今困っていそうなこと、問い合わせてきたきっかけ、予算感。わかる範囲で構いません。現調で聞いたメモがあれば、それをそのまま使います。
そして、その内容をAIに渡して、こう頼みます。
「このお客さんが、まだ自分では気づいていないであろう課題を3つ挙げて」
これだけで、あなたが提案すべき切り口の候補が出てきます。先生の第一歩は、お客さんより一歩先の課題を見せることです。
ステップ2:松竹梅の3つの提案をAIに作らせる
次が、いちばん大事なところです。
一枚の見積もりではなく、松竹梅の3案をAIに作らせます。
AIへの指示はこうです。
「この内容で、梅・竹・松の3プランの提案文を作って。梅は予算重視で範囲を削ったプラン。竹はお客さんの要望通りの標準プラン。松はプロとして本当におすすめする高品質なプラン。それぞれ、誰に向いているか一言添えて」
これで、3つの選択肢がそろいます。
なぜ3つ出すのか。お客さんが他社と比較するのをやめて、「あなたの会社の中の、どのプランにしようか」と悩み始めるからです。比較の土俵が、他社比較から自社内比較に変わる。これが、相見積もりを無効化するということなんです。
たとえば、水回りリフォームの商談を考えてみます。
お客さんの要望通りの「キッチン交換だけで80万円」、これが竹です。ここに、AIなら梅と松を添えてくれます。梅は「設備のグレードを一段下げて、ご予算を抑えた65万円プラン」。松は「同時に給排水まわりも手を入れて、10年後も安心して住み続けられる120万円プラン」。
一枚で出していたら「80万円、高いな」で終わっていた話が、3案にした瞬間、「どれにしようか」という相談に変わります。お客さんの頭の中から、他社の名前が消えるんです。
このたたき台を、AIが数十秒で出してくれる。あとは、あなたが現場感覚で数字と中身を直すだけです。
ステップ3:想定問答を台本化する
最後に、商談で聞かれそうな質問への返しを、先に作っておきます。
「この提案に対して、お客さんから出そうな質問や反論を5つ挙げて。それぞれに、値引きに逃げずに価値で答える返答案も作って」
「高いですね」と言われたら、何と返すか。「他社はもっと安い」と言われたら、どう価値の違いを伝えるか。これが台本にあるだけで、その場で焦って値引きすることがなくなります。
口下手でも大丈夫です。返しが決まっていれば、あとは落ち着いて読み上げる感覚で話せばいいんですから。
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ただ「営業トークを作って」では薄い|AIに渡す”自社の文脈”
ここまで読んで、さっそくAIに「商談の台本を作って」と打ち込んだ方もいるかもしれません。
でも、たぶん、出てきた文章を見て「なんか一般論だな」と思ったはずです。どこかで見たような、当たり障りのない営業トーク。これ、そのままお客さんに話しても刺さりません。
なぜか。
AIが「使えない」と感じる理由は、ひとつだけです。AIに、自分の情報を渡していないからです。
AIは、あなたの会社の強みも、過去の施工事例も、どんなお客さんに喜ばれてきたかも知りません。だから、そのまま頼むと「どこにでもある一般論」しか返ってこないんです。
逆に言えば、自社の情報を渡すだけで、答えは一気に「あなたの会社の言葉」に変わります。
渡すべきは、こんな材料です。
- 自社の強み、他社と違うところ
- 過去にうまくいった提案や、お客さんに喜ばれた事例
- 価格の根拠(なぜその金額なのか)
- よく聞かれる質問と、いつもの答え
これを一度AIに覚えさせておけば、次からは毎回ゼロから説明しなくても、あなた専属のブレーンとして「あなたの言葉」で台本を作ってくれます。一度作れば、あとはずっと使える。これが効いてきます。
キーボードはいらない|商談メモは現場でスマホに話すだけ
「文章を打ち込むのが苦手で」という社長もいると思います。
安心してください。キーボードを叩く必要はないです。
職人や経営者が、わざわざパソコンの前に座って文章を打つ必要はありません。スマホの音声入力で、話すだけでいいんです。
たとえば、現調から戻る車の中。
「さっきのお客さん、築20年の戸建てで、水回りを直したいけど予算は抑えたいって言ってた。でも話を聞くと、本当は10年後も住み続けたいみたいだった」
これをスマホに話して、AIに投げる。それだけで、さっきの3ステップの材料がそろいます。
現場で見て、感じたことを、その場で声に残す。これがいちばん鮮度の高い材料になります。打ち合わせのあとの記憶が新しいうちに、スマホに話しておく。あとはAIが台本に変えてくれる。
「データがない」「書く時間がない」は、もう言い訳にならないんです。
台本どおりに”読むな”|先生として選ばれる商談の心得
最後に、台本を手にしたあなたに、大事なことをお伝えします。
台本は、丸暗記して棒読みするものじゃないです。
地図を頭に入れて、あとはお客さんの顔を見て、自分の言葉で話す。台本はあくまで「迷わないための地図」です。
ここで、商談で先生になりきれない人がやりがちな失敗を、先にお伝えしておきます。
ひとつ、台本を一字一句覚えようとして、かえって緊張する。覚えるのは順番だけでいいです。
ふたつ、AIの作った文章を丸ごと信じてしまう。金額や契約条件、専門的な内容は、必ず自分の目で確認してください。AIは間違えます。
みっつ、松ばかり推して、押し売りになる。松竹梅は「選んでもらう」ための仕組みです。決めるのはお客さんです。
よっつ、価格を聞かれた瞬間に値引きを即答する。これをやると、いままでの提案がすべて台無しになります。台本で用意した「価値での返し」を、落ち着いて使ってください。
そもそも私の原点は、学生時代の飛び込み営業で「いらない」と言う人に頭を下げる苦痛から、二度と自分から売り込まないと誓ったことにあります。
商談も同じです。売り込むのではなく、選択肢を出して、お客さんに選んでもらう。プロとして導く。それが、先生として選ばれるということなんです。
今日からできる、”価格で比較されない”商談の最初の一歩
ここまでお読みいただいて、ありがとうございます。
最後に、今日からできる最初の一歩をお伝えします。
完璧な台本を作ろうとしなくていいです。まずは、次に控えている商談を1件、思い浮かべてください。
そのお客さんの情報をスマホに話して、AIに「梅・竹・松の3案を作って」と頼む。これだけです。たった5分で、一枚しかなかった見積もりが、3つの提案に変わります。
たったそれだけのことで、商談の景色が変わります。比較される業者から、相談される先生へ。
私が年商4.8億円を、営業マン不在で、しかも年間1000件規模のWeb集客で実現できたのも、才能があったからじゃないです。「仕組み」を作ったからです。仕組みだから、誰でも再現できる。
商談の台本も、まったく同じ。一度仕組みにしてしまえば、あとは毎回ラクになります。
やるかやらないか、それだけの話です。
とはいえ、「AIに自社の情報を渡すって、具体的にどうやるの」「うちの業種だと、何を渡せばいいの」と、ここで止まってしまう方が多いのも事実です。
そういう方のために、無料の「豪華7大特典」を用意しました。
特典③の「AIをあなた専属のゴーストライターにする」では、今日お伝えした”自社の情報を渡す”やり方を、順番に解説しています。特典②の「話すだけ音声入力」を使えば、キーボードが苦手でも、スマホに話すだけで商談メモが残せます。特典④の「コピペで使えるAIプロンプト15選」には、穴埋めするだけで使える指示文も入っています。
パソコンが苦手な方でも、ステップ順に進めれば大丈夫です。
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まとめ|商談はアドリブで頑張るな。AIに台本を作らせて、先生として選ばれろ
商談で選ばれるかどうかは、話のうまさじゃないです。
何を、どの順番で話すか。台本があるかどうか、それだけです。
口下手でいいんです。アドリブで頑張るのをやめて、AIに台本を作らせる。そして、一枚の見積もりではなく、松竹梅の3案を出す。
それだけで、あなたは比較される「業者」から、相談される「先生」に変わります。
業者になるな、先生になれ。
その第一歩を、次の商談1件から、始めてみてください。