【犯人は、最後の1画面】問い合わせが来ないのはアクセス不足ではなかった|お客さんだけが知っている”帰った理由”


月に60人が、あなたのホームページの「お問い合わせ」ページを開いています。届いた問い合わせは、3件です。

残りの57人は、何も書かずに帰りました。電話もかけてきません。あなたは、その57人の顔も名前も、帰ったという事実さえ知りません。

57人だけが知っていることがあります。帰った理由です。

これは特別な会社の話ではありません。アクセス解析を開くと、よく見る数字の並びです。ブログを書いて、写真を増やして、施工事例も載せて、やっとお問い合わせページまで連れてきたお客さんが、最後の最後で黙って帰っていく。

そして、そのお客さんが帰っていくのは、いつも同じ場所です。あなたが一度も「お客さんとして」開いたことのない画面。犯人は、最後の1画面です。

この話、あなたのホームページでも起きています。起きていないと言い切れる社長は、たぶん一人もいません。今日は、その1画面で何が起きているのかという正体と、それを25分で止める話です。

問い合わせが来ない日、あなたが見ていない画面があります

月曜の朝、事務所でメールを開きます。ホームページからの問い合わせは、先週もゼロ件でした。あなたは、制作会社から毎月届くアクセスレポートを見ながら、こうつぶやきます。

「アクセスはそこそこあるのに、なんで来ないんだろう」

そして、たいていこう結論を出します。

「やっぱり、もっと人を集めないとダメだな」

ここで1つ、聞かせてください。あなたは、自分の会社のお問い合わせフォームを、スマホで最初から最後まで入力して、送信したことがありますか。

ほとんどの社長は、ありません。作ったときに制作会社が「テスト送信しておきました」と言って、それっきりです。パソコンで画面を眺めたことはあっても、お客さんと同じ条件で、親指1本で、仕事の合間に入力したことは一度もない

実際にやってみると、こうなります。お名前(必須)、ふりがな(必須)、会社名、郵便番号(必須)、ご住所(必須)、電話番号(必須)、メールアドレス(必須)、確認用メールアドレス(必須)、ご希望の連絡方法、ご予算(必須)、ご希望の時期、物件の種類、築年数、ご相談内容(必須)。14項目。スマホだと、画面を6回スクロールします。

お客さんがこの画面を開いたとき、頭の中にあるのは「ちょっと聞いてみたいことがある」だけです。まだ頼むと決めていない。予算も決まっていない。住所を教えるほど、あなたの会社を信用していない。その人に、14項目を突きつけています。

犯人は、最後の1画面。正確に言うと、その画面で「全部、最初に聞いている」ことです。

送ってくれた3人も、次の1通で冷めています

もう1つ、あなたが見ていない画面があります。14項目を乗り越えて、送信ボタンを押してくれた3人。その3人のスマホに、送信した直後に届くメールです。

たぶん、こう書いてあります。「お問い合わせありがとうございました。担当者より折り返しご連絡いたします。」

お客さんはこれを読んで、何をすればいいのか分かりません。いつ連絡が来るのかも、誰から来るのかも分かりません。だから、待つあいだに、もう2社に同じ内容を送ります。あなたが翌日の夕方に返信を書くころには、お客さんの手元には3社の返信が並んでいます。

あなたは、こう言っているはずです。

「問い合わせは来るけど、相見積もりばっかりなんだよな」

その相見積もりを呼んでいるのは、送信直後の、あの2行です。

このまま1年放っておくと、24人のお客さんが黙って帰ります

数字にしてみます。控えめに計算します。

フォームの作り方だけで、月に2人を取りこぼしているとします。1年で24人です。そのうち3割と話がまとまれば7件。1件あたりの粗利が15万円なら、年間およそ100万円が、お問い合わせページの上で消えています。あなたの会社の数字で置き換えてみてください。粗利が1件30万円の仕事なら、200万円です。

しかも、この24人は「来なかったお客さん」ではありません。わざわざあなたの会社を選んで、お問い合わせページまで来たお客さんです。広告費をかけて集めた人かもしれないし、ブログを何本も読んでくれた人かもしれない。いちばん温度の高い人を、いちばん最後の1画面で帰しています。

そして、この人たちはどこへ行くのか。隣の会社のホームページです。そこのフォームが3項目なら、その会社に相談が入ります。あなたの会社が負けたのは、技術でも値段でもなく、入力欄の数です。

失っているのは、お金だけではありません。「比べられる前に相談してもらえる機会」も失っています。早い段階で気軽に相談してくる人は、まだ相見積もりを取っていません。最初に話を聞いた会社が、その人の「基準」になります。その席を、フォームで他社に譲っています。

人を集めるほど、帰っていく人も増えます

ここで多くの社長がやる対処法が、2つあります。

1つは、広告を出してアクセスを増やすこと。もう1つは、ホームページをリニューアルすることです。

広告は、穴の開いたバケツに水を足すのと同じです。月60人が来て57人帰るフォームに、120人を連れてきても、帰る人が114人に増えるだけです。広告費は毎月出ていきますが、帰っていく割合は1ミリも変わりません。

リニューアルは、もっと危ないです。新しいデザインになるついでに、制作会社から「せっかくなので、ご予算とご希望時期も聞いておきましょう」「物件の種類も選択式にしましょう」と提案されます。社長も「それは便利だ」と賛成します。そうして、リニューアルするたびに、フォームの項目は増えていきます。見た目はきれいになって、問い合わせは減る。よくある話です。

これ、お客さんが冷たいわけじゃないです

はっきりさせておきます。問い合わせが来ないのは、お客さんが冷やかしだからでも、あなたの会社に魅力がないからでもありません。

会社が知りたいことを、お客さんが話したい順番より先に、全部聞いている。それだけです。

初対面の人に、名刺交換の前に住所と予算を聞く営業マンはいません。でも、ホームページのフォームは、それを毎日やっています。聞いている中身が悪いのではありません。聞く「順番」が早すぎるだけです。

なぜそうなるのか。フォームを作るとき、制作会社は社長に「何を聞いておきたいですか」と聞くからです。社長は、見積もりを出すときに困らないように、思いつく限りの項目を挙げます。その時点で、フォームはお客さんが話したいことを書く場所ではなく、会社が見積もりの準備をするための書類になっています。書類を渡されたお客さんは、書類を書く気分になります。まだ頼むと決めていない人が、書類を書く気分になることはありません。

聞くのをやめるのではありません。後ろへずらすだけです

解決の正体は、一言で言えます。フォームの項目は消さない。「今聞く」「返信で聞く」「会って聞く」に仕分けて、後ろへずらす。これだけです。

住所も予算も築年数も、あなたの仕事には必要な情報です。だから消す必要はありません。聞くタイミングを、お客さんの温度に合わせて後ろへずらします。

  • 今聞く(フォーム):返信するために、どうしても必要なものだけ。多くの会社で3つに収まります
  • 返信で聞く(自動返信メール):送信した直後、お客さんの温度がいちばん高い瞬間に届く1通で聞く
  • 会って聞く(初回の電話・訪問):顔を見てからでないと、お客さんが答えにくいもの

なぜこれが効くのか。お客さんは、送信ボタンを押した瞬間に「この会社に相談した人」に変わるからです。押す前は他人です。他人に予算は言いません。でも、相談した相手になら言います。同じ質問でも、送信の前と後では、答えてもらえる確率がまったく違います

そしてもう1つ。フォームの項目をずらすと、自動返信メールの役割が変わります。今の自動返信は、たぶん「お問い合わせありがとうございました。担当者より折り返しご連絡いたします」の2行です。これは、ただの受付票です。ずらした質問をここに置くと、自動返信メールはお客さんとの最初の会話になります。

年12件が毎月に変わった会社も、フォームの先まで見ていました

私の会社には、営業マンが一人もいません。それで年商4.8億、経常利益は10%以上、年間1000件規模の案件がWebから入ってきます。この1000件は、全部どこかの「最後の1画面」を通って入ってきたものです。だから私は、アクセス数より先に、お問い合わせページの先で何が起きているかを見ます。

支援した建築内装の会社は、ネットからの反響が年間12件しかありませんでした。今は毎月何かしら案件が入る状態です。専門工事に特化したサイトを作ったことが大きいのですが、同時にやったのは「探している人が、迷わず相談できる入口」を作ることでした。

医療法人の事例では、たまに電話が鳴る程度だったホームページを作り直し、LINEでの相談窓口を加えました。院長からは「体感的に明らかに新規の患者さんが増えていて、非常に助かっている」という声をいただいています。メールフォームより、やりとりの反応が良かったからです。つまり、窓口の敷居を下げた分だけ、相談は入ってくる

飛び込み営業で「いらない」と言っている人に頭を下げていた学生時代に、私は二度と自分から売り込まないと決めました。売り込まない会社にとって、お問い合わせフォームは唯一の「店の入口」です。入口に14項目の関所を置いておいて、「なぜお客さんが来ないんだ」と言うのは、店のドアに鍵をかけて客を待つのと同じです。

在宅のパート主婦さんが、月100円レベルのコストでサイトを作って集客した例もあります。センスでも根性でもありません。仕組み化してしまえば、あとは勝手に回ります

なぜ、仕分けをAIにやらせるのか

ここは、はっきりさせておきます。AIが賢いからではありません。

フォームの項目を社長が自分で見直すと、1つ1つに思い出がついてきます。「予算欄を外したら、冷やかしが増えるんじゃないか」「住所がないと、遠方の問い合わせを断れない」。そして、全部を「念のため」で残します。項目を作ったのは自分なので、消すことが、過去の自分の判断を否定することになるからです。

AIには、その思い出がありません。ある1つの質問を渡すと、14項目とも同じ温度で答えます。人間が悩むのは項目の中身ではなく、判断の基準がその場その場で揺れることです。基準を1つに固定して、判定だけをAIに任せる。私は20歳からパソコンスクールで初心者に教えてきましたが、機械に任せるべきなのは、頭を使う仕事ではなく、気持ちが揺れて手が止まる仕事のほうです。

やることは、3つだけです

流れを先に見せておきます。全部で25分です。

  • 【手順1】今のフォームの項目を書き写して、AIに仕分けさせる(10分) … スマホで自分のフォームを開き、並んでいる項目をそのまま書き写してAIに渡します。「今聞く/返信で聞く/会って聞く」の3つに分けさせます
  • 【手順2】フォームの上に、”送ったあと何が起きるか”を3行で置く(5分) … お客さんが送信ボタンの前で止まる理由は、「送ったら営業電話がかかってくるのでは」という不安です。これを3行で先に消します
  • 【手順3】自動返信メールを、”次の一歩の1通”に書き換える(10分) … 手順1で後ろにずらした質問を、ここで聞きます。受付票を、最初の会話に変えます

普通にやると、項目を1つずつ「これは消していいのか」と社内で相談して、半日かけて結局ほとんど残ります。制作会社に頼めば、打ち合わせと見積もりで2週間かかります。AIに仕分けの判定をさせるやり方なら、25分で「新しいフォームの項目」と「新しい自動返信メール」が手元にそろいます。差がつくのは能力ではなく、消すかどうかで悩まない順番です。

25分後、問い合わせは”用件”ではなく”相談”で届くようになります

フォームを直すと、何が変わるか。時間・回数・手間で並べます。

Before(今)After(仕分け後)
フォームの項目数14項目(必須10)必須3項目+任意2項目
スマホでの入力時間(目安)約5分・スクロール6回約1分・スクロール1回
送信後にお客さんに届くもの「ありがとうございました」の2行次に何が起きるか+答えやすい質問3つ
最初の電話で聞き直す往復2〜3往復(住所・時期・予算)1往復(返信でほぼ届いている)
社長が手で書く最初の返信毎回ゼロから返信を読んで、1行足すだけ

問い合わせ件数が何倍になる、とは言いません。サイトによって違うからです。ただ、1つだけはっきり言えることがあります。今、最後の1画面で帰っている人のうち、何人かは確実に残ります。帰る理由を1つ消したのですから。

数字よりも、変わり方がはっきり出るのは、届く問い合わせの中身のほうです。

今:「見積もりをお願いします。(住所・電話・予算欄は”未定”)」

あと:「まだ決めてないんですけど、こういう場合ってどうなりますか」

前者は、何社にも同じ文面を送っている「用件」です。後者は、あなたにだけ話している「相談」です。相談から始まったお客さんは、あなたを業者ではなく、先生として見ています。比べられる前に、基準を渡せる立場です。相見積もりの土俵に乗る前に、話が決まっていきます。

もう1つ。自動返信メールで「次に何が起きるか」が伝わっていると、お客さんを追いかける必要がなくなります。「その後いかがでしょうか」と何度も電話をかける追いかけ営業は、最初の1通で次の一歩を渡していない会社がやる仕事です。

業者になるな、先生になれ。私がずっと言っていることですが、先生は、初対面の相手にいきなり予算を聞きません。まず相手の話を聞きます。フォームも同じです。

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この先で手に入るもの

ここまでで、なぜ問い合わせが来ないのか(全部を最初に聞いている)、何をすれば止まるのか(消さずに後ろへずらす)、どういう順番でやるのか(仕分ける→3行を置く→自動返信を書き換える)は、全部お伝えしました。

ここから先は、それを今夜そのまま実行するための道具だけを置きます。読む文章ではなく、貼る・埋める・照らし合わせる道具です。

  • そのまま貼る指示文3本(①フォーム項目を3つに仕分ける ②フォームの上に置く”安心の3行”と送信ボタンの文言を作る ③自動返信メールを”次の一歩の1通”に書き換える。各5〜10分・◯の差し替え箇所つき)
  • フォーム項目の仕分けシート1枚(今聞く/返信で聞く/会って聞く の3列。架空のリフォーム会社14項目の記入例つき)
  • 自動返信メールのBefore/After見本1表(2行の受付票が、どういう1通に変わるか。架空データ)
  • フォーム設定で触る場所・触らない場所の表1つ(全部いじって壊すのが怖い人向け)
  • 裏技1つ:普通は項目を1つずつ「消していいか」悩むので半日かかって結局残ります。判定の質問を1つに絞ってAIに一括で答えさせると、5分で全項目の行き先が決まります
  • 送信前チェック4か所やってはいけない4つ(個人情報・迷惑メール対策の扱いを含む)

制作会社に「フォームを見直してほしい」と頼めば、打ち合わせと改修で数万円はかかります。この25分で、帰っていたお客さんが1人でも相談をくれれば、それだけで元は取れる計算です。

向いている人:ホームページにお問い合わせフォームがあり、項目が5つ以上ある方。自動返信メールを一度も見直したことがない方。広告やリニューアルの前に、今あるサイトで取りこぼしを止めたい方。

向いていない人:ホームページにフォームがなく、電話だけで受けている方。フォームの編集画面に自分もスタッフも一切入れず、制作会社にも頼めない方(その場合は、この記事の道具を制作会社への依頼書として使ってください)。問い合わせ件数の保証が欲しい方(この記事は、取りこぼしの理由を1つ消す道具であって、件数を約束するものではありません)。

【手順1】今のフォームの項目を、そのまま書き写してAIに渡してください(10分)

この先は読み物ではなく道具です。上から順に、書き写す・貼る・埋めるだけで終わります。

やること:スマホで自分のホームページを開き、お問い合わせフォームを表示します。並んでいる項目名と「必須」の有無を、上から順にそのまま書き写してください(スクリーンショットを撮って、そのままAIに渡しても構いません)。

書き写さないもの:過去に届いた問い合わせの中身、お客さんの名前・電話番号・住所。フォームの「項目名」だけを渡します。

手作業で項目の要不要を考えると、1項目5分×14項目で1時間以上かかります。ここは10分で終わらせます。

あなたは、ホームページのお問い合わせフォームを見直す担当者です。

これから、私の会社のフォームに並んでいる項目を上から順に渡します。

次の作業だけをしてください。デザインや色の提案は書かないでください。

1. 各項目を「今聞く」「返信で聞く」「会って聞く」のどれか1つに分ける

2. 分ける基準は、次の質問1つだけにする:「この項目がなかったら、最初の返信(メールか電話)を送れないか?」

– 送れない → 今聞く

– 送れるが、見積もり・訪問の前には必要 → 返信で聞く

– 顔を見てからのほうが答えやすい(予算・家族構成・他社の見積もり など) → 会って聞く

3. 「今聞く」が4つ以上になった場合は、いちばん削れるものを1つ選び、理由を1行で書く

4. 「今聞く」に残った項目について、お客さんが迷わない書き方の項目名に言い換える(例:「ご相談内容」→「気になっていること(1行で大丈夫です)」)

5. 結果を「項目名/行き先/理由(1行)/言い換え案」の表にする

業種:◯◯(例:住宅リフォーム)

よくある問い合わせ:◯◯(例:水まわりの交換、外壁塗装の相談)

連絡手段:◯◯(例:メールと電話の両方で返信している)

【今のフォームの項目】

◯◯(例:お名前(必須)/ふりがな(必須)/郵便番号(必須)/…)

確認①:「今聞く」が3つ前後に収まっていればOKです。多くの会社で「お名前」「連絡先(メールか電話のどちらか)」「気になっていること」の3つになります。5つ以上残った場合は、2番の質問にもう一度だけ答え直させてください。

【裏技】消すか悩むな。「聞かなかったら、最初の返信で困るか」だけ判定させてください

普通は項目を1つずつ「消していいか」悩み、半日かけてほとんど残ります。

消すかどうかは判断しない。判定の質問を「この項目がなかったら、最初の返信を送れないか?」の1つに絞り、AIに全項目を一括で答えさせる。項目は消えず、行き先が移るだけなので「念のため」が出ません。半日が5分になります。

判定に迷う項目が出たときは、この追加の1文を貼ってください。

さきほどの表で、行き先に迷った項目があれば、それぞれについて次の2つを答えてください。

1. この項目を「今聞く」にした場合、お客さんが入力をやめそうな理由(1行)

2. この項目を「返信で聞く」にした場合、私の会社が困ること(1行)

2のほうが具体的に書けない項目は、「返信で聞く」に移してください。

推測で「一般的には必要です」と書かないでください。私が渡した業種と連絡手段から判断できる範囲だけで答えてください。

フォーム項目の仕分けシート(記入例:架空のリフォーム会社)

AIの出力を写せば、そのまま制作会社への依頼書になります。

今の項目行き先理由(1行)言い換え・聞き方
お名前(必須)今聞く返信の宛名に必要お名前
ふりがな(必須)会って聞く返信には不要(フォームから外す)
会社名返信で聞く法人か個人かは返信で分かれば足りる自動返信の質問①に入れる
郵便番号・ご住所(必須)返信で聞く訪問の前には必要、返信には不要「だいたいの地域(市区町村まで)」を自動返信で
電話番号(必須)+メール(必須)今聞く(どちらか1つ)連絡手段は1つあれば返信できる「ご連絡先(メールか電話、どちらか1つ)」
確認用メールアドレス(必須)外す入力ミスは返信が届かないことで分かる(フォームから外す)
ご予算(必須)会って聞く決めていない人が多く、ここで帰る初回の電話で「目安だけ」聞く
ご希望の時期返信で聞く答えやすく、優先順位づけに使える自動返信の質問②に入れる
物件の種類・築年数返信で聞く写真と一緒のほうが正確自動返信の質問③「写真があれば1枚」
ご相談内容(必須)今聞く何の返信をするか決まらない「気になっていること(1行で大丈夫です)」
(あなたの会社の項目)

※すべて架空のリフォーム会社の記入例です。あなたの会社のフォームの項目で置き換えてください。

確認②:「会って聞く」に入った項目は、初回の電話メモに書き写しておいてください。フォームから消えた項目を、どこでも聞かなくなるのがいちばんの事故です。

【手順2】フォームの上に、”送ったあと何が起きるか”の3行を置いてください(5分)

送信前の「営業電話がかかってくるのでは」という不安を、フォームのいちばん上の3行で消します。手で文面を考えると30分かかるところを5分で終えます。

あなたは、私の会社のホームページの文章を整える担当者です。

お問い合わせフォームのいちばん上に置く「送信したあと何が起きるか」の説明を、3行で作ってください。

条件:

– 1行目:送信したあと、いつ・誰から・どの方法で返信が来るか(私が渡した事実だけを使う)

– 2行目:こちらから、しつこい営業の連絡をしないこと

– 3行目:まだ決めていない段階の相談でも大丈夫なこと

– 送信ボタンの文言を、「送信」の代わりになる案を3つ(例:「まずは聞いてみる」)

– 私が渡していない約束(「必ず」「◯分以内」「無料で◯◯」など)は書かない。書けない部分は【要確認】と入れる

返信する人:◯◯(例:代表の◯◯が自分で返信します)

返信の目安:◯◯(例:平日なら翌営業日まで)

返信の方法:◯◯(例:いただいた連絡先に、メールか電話で)

出力の見本(架空データ)

置く場所見本
1行目送信いただくと、平日なら翌営業日までに、代表の◯◯がメールかお電話でご連絡します。
2行目こちらから何度もお電話するようなことはしません。
3行目「まだ決めていないけれど、ちょっと聞きたい」という段階のご相談も歓迎しています。
送信ボタンまずは聞いてみる/相談内容を送る/この内容で送る

確認③:1行目に書いた返信の目安を、自分が本当に守れるか確かめてください。守れない約束を書くくらいなら、「数日以内」と書くほうが信用を失いません。

【手順3】自動返信メールを、”次の一歩の1通”に書き換えてください(10分)

手順1で「返信で聞く」に移した項目を、ここで聞きます。手で返信を書くと1件15分。この1通を一度作れば、毎回ゼロから書かずに済みます。

あなたは、私の会社の自動返信メールを書き直す担当者です。

お客さんがホームページのフォームから問い合わせを送った直後に、自動で届くメールを作ってください。

構成は次の順番にしてください。

1. 受け付けた、というお礼(1行)

2. このあと何が起きるか(いつ・誰から・どの方法で連絡が来るか。手順2の1行目と同じ内容)

3. 「返信を待つあいだに、分かる範囲で教えてください」として、次の質問を3つまで。答えなくても大丈夫、と添える

質問:◯◯(手順1で「返信で聞く」になった項目を貼る)

4. 写真があれば1枚送ってほしい、というお願い(任意であることを明記)

5. 差出人の名前と、電話がつながる時間帯

守ること:

– 金額・工期・「必ず」「絶対」などの約束や断定は書かない

– 「弊社」「貴殿」などの硬い言葉を使わず、話し言葉に近い丁寧語にする

– 全体をスマホで1画面半以内に収める

– 私が渡していない情報(実績件数・資格・受賞歴など)は書かない。必要なら【要確認】と入れる

会社名・差出人:◯◯

返信の目安:◯◯

電話がつながる時間:◯◯

自動返信メールのBefore/After見本(架空のリフォーム会社)

Before(今)After(次の一歩の1通)
1行目お問い合わせありがとうございました。◯◯様、ご相談を送っていただきありがとうございます。
このあと担当者より折り返しご連絡いたします。平日なら明日までに、代表の◯◯からメールでご連絡します。
質問なし分かる範囲で大丈夫です。①だいたいの地域(市区町村まで)②いつごろまでに、と考えていること ③気になっている場所の写真(1枚あれば十分です)
締め今後ともよろしくお願いいたします。答えにくいものは空欄のままで大丈夫です。電話は平日9時〜18時につながります。
お客さんの次の動き待つ(他社にも問い合わせる)写真を1枚撮って返信する

見るのは最後の行です。Afterは、お客さんが「写真を撮る」という次の一歩を、あなたの会社のために踏みます

フォーム設定で、触る場所・触らない場所

WordPressのフォームでも、フォーム作成サービスでも、触る場所は基本的に同じです。

場所触る?やること
項目の一覧触る「今聞く」以外の項目を外すか、必須マークを外す
項目名・説明文触る手順1の言い換え案に変える
フォーム上部の説明触る手順2の3行を置く
自動返信メールの本文触る手順3の1通に差し替える
迷惑メール対策(画像認証など)触らない外すと営業メールが大量に届きます
個人情報の取り扱いへの同意・リンク触らない消すと、預かる情報の説明がなくなります
送信先のメールアドレス触らない変えると、問い合わせがどこにも届かなくなります

確認④:全部直したら、自分のスマホで、自分のフォームを1回送信してください。入力に何分かかったか、自動返信メールが何秒で届いたか、スマホで読んで1画面半に収まっているか。お客さんと同じ条件で確かめるまでが作業です。

やってはいけない4つ

1. 過去に届いた問い合わせを、そのままAIに貼らない。お客さんの個人情報が入っています。渡すのは「項目名」と「自社の返信ルール」だけです

2. 自動返信メールで、守れない約束をしない。「必ず当日中に」「無料でお見積もり」など、例外が1回でも起きる約束は、その1回で信用を失います。金額や期日の約束は、人間が1件ずつ判断してください。たたき台はAI、最終判断は人間です

3. 迷惑メール対策と、個人情報の同意を外さない。項目を減らすことと、守りを外すことは別の話です

4. 変更前のフォームを残さずに触らない。今の項目と自動返信の文面をメモ帳にコピーしてから直してください。戻せることが、気軽に試せる条件です

一人で止まりそうなら、次はここから

詰まるとしたら2か所です。LINEなど、メール以外の相談窓口をどう足すか。届いた相談への最初の返信を、社長以外でも回せるようにするか。どちらも会社ごとに正解が変わります。

まずは無料の7大特典で、AIに何をどう渡すかの型を手元に置いてください。そのうえで「自社の場合はどう組むか」を一緒に決めたい方には、AIスモビジ実践会があります。あなたの会社のホームページを実際に触りながら進める場です。本気で仕組みに変えたい方だけ来てください。

この道具を今夜全部使ったら、明日の朝には、フォームは3項目になり、その上に「送ったあと何が起きるか」の3行が置かれ、送信した人には次の一歩が書かれた1通が届きます。明日の夜、今日までなら黙って帰っていた誰かが、「まずは聞いてみる」のボタンを押します。

まとめ:今日やることは、自分のフォームをスマホで1回送ってみることだけです

  • 問い合わせが来ないのは、アクセス不足ではなく全部を最初に聞いているから
  • お問い合わせページまで来たのは、いちばん温度の高いお客さん。そこで帰すと年100万円規模で消える
  • 広告もリニューアルも、帰る割合は変えない。変えるのは聞く順番
  • 項目は消さない。今聞く/返信で聞く/会って聞くに仕分けて後ろへずらす
  • 自動返信メールは受付票ではなく、お客さんとの最初の会話にする

今日やることを1つだけ決めてください。自分のスマホで、自分の会社のお問い合わせフォームを最初から最後まで入力して、送信する。それだけです。何分かかったか、どこで手が止まったか、届いたメールを読んで次に何をすればいいか分かったか。その3つを確かめれば、直す場所は自分で見えます。

アクセスを増やす前に、来てくれた人を帰さない。お客さんは、あなたの会社を選んで、最後の画面まで来てくれていました。帰した理由は、あなたの技術でも値段でもありません。

犯人は、最後の1画面。 止めるのに必要なのは、スマホ1台と25分だけです。やるかやらないか、それだけの話です。

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