【入口を増やせ】1つの大きなホームページで全部のサービスを集客しようとして、なぜどれも中途半端になるのか|サービス別の「専門サイト」を複製して各キーワードから選ばれる小さな会社のサイト戦略


ホームページを1つ、お金をかけて立派に作った。

取り扱っているサービスも、会社の強みも、全部そこに詰め込んだ。

なのに、どのサービスからも問い合わせが来ない。

もしあなたがそんな状態なら、原因はデザインでも、文章のうまさでもありません。

「1つの大きなサイトで、全部のサービスを集客しようとしている」ことそのものが原因です。

私はこれまで、リフォーム会社や印刷会社を、営業マンを一人も雇わずにWeb集客だけで回してきました。年商4.8億円、年間1000件規模の問い合わせも、すべてこの考え方が土台になっています。

今日お伝えするのは、神谷がずっと使ってきた、一番地味で、一番効く集客ノウハウです。

1つの完璧なサイトを磨くのをやめて、お客さんの「入口」を増やす。サービス別の「専門サイト」を複製していく戦略です。

1つの大きなホームページで全部のサービスを集客しようとして、なぜどれも中途半端になるのか

まず、勘違いしている人がとても多いところから話します。

「サービスをたくさん載せたサイトほど、たくさん集客できる」。

これ、逆です。

Googleの検索で上位に出るかどうかは、基本的にGoogleが決めます。私たちが操作できるものではありません。Googleは、訪問者がどれくらいの時間そのページを見たか、何ページ見て回ったか、そういうアクセス解析に近いデータでサイトを評価しています。そしてその評価は、だいたい半年かけてゆっくり育っていきます。

ここが大事なところです。

1つのサイトを、複数のバラバラなキーワードで同時に上位表示させるのは、構造的にものすごく難しい。

たとえば工務店なら「新築」「リフォーム」「外構」「店舗内装」。

歯科なら「矯正」「インプラント」「ホワイトニング」。

これを1サイトに全部詰め込むと、Googleから見て「結局、何の専門サイトなのか分からない」状態になります。テーマがぼやけたサイトは、どのキーワードでも中途半端な順位にしかなりません。

社長は「うちは何でもできます」とアピールしているつもりでも、検索エンジンとお客さんから見れば「何屋か分からない会社」になっている。これが、立派なサイトを作ったのに問い合わせが来ない、いちばん多い理由です。

お客さんは「会社名」ではなく「自分の悩みの名前」で検索している

もう1つ、サイトを分けるべき理由があります。

お客さんの検索の仕方です。

お客さんは、あなたの会社名を知りません。

だから会社名では検索しません。

検索するのは、自分の悩みの名前です。

「歯並び 矯正 ○○市」

「軽天工事 外注 首都圏」

「店舗 看板 デザイン 安い」

お客さんは、いま自分が困っていることを、そのまま言葉にして検索窓に打ち込みます。

このとき、いちばん「分かりやすく、自分のための場所だ」と感じてもらえるのは、何でも載っている総合サイトではありません。

そのサービスだけに特化した、専門サイトです。

「矯正歯科専門」と書いてあるサイトと、「総合歯科。矯正もインプラントも入れ歯もやってます」というサイト。

矯正で悩んでいる人がクリックしたくなるのは、間違いなく前者です。

人は、自分の悩みにピンポイントで答えてくれる場所を信頼します。専門サイトは、それだけで「ここは詳しそうだ」という安心感を生み、面談やLINEへの問い合わせにつながりやすくなります。

総合サイトは、間口が広いように見えて、実は一人ひとりのお客さんに対しては「ぼんやりした場所」になってしまう。これが、入口を分けるべき2つ目の理由です。

答えは「1サイトで全部」をやめて、サービスごとに「専門サイト」を分けること

ここまでの話をまとめると、答えはシンプルです。

1つの大きなサイトで全部のキーワードを狙うのをやめる。

取り扱うサービスごとに、専門サイトを別々に用意する。

私はこれを、ずっと前から自分の事業でやってきました。

実際の事例を1つ。

ある建築・内装工事の会社さんは、ネットからの反響が年間12件程度しかありませんでした。サイトはあるのに、ほとんど機能していなかった。

そこで、何でも載っている総合サイトをやめて、LGS内装工事、軽天工事、GL工事といった、専門性のある工事ごとにサイトを分けて設計し直しました。

結果、毎月何かしら案件が入る状態に変わりました。

首都圏を対象にした、専門工事の受注導線ができあがったんです。

印刷・看板の世界でも同じです。

札幌や福岡の広告代理店、印刷業、看板工事の会社でも、専門特化型のサイトを作ったことで、毎日のように案件が発生する状態を作ってきました。

やったことは難しくありません。

「1サイトで全部見せる」から「サービスごとに専門サイトを分ける」へ。考え方を変えただけです。

これは別に、大企業だからできる話ではないです。

Web知識ゼロの在宅の主婦の方でも、マニュアルに沿って月100円レベルの低コストで専門サイトを作り、集客に成功しています。センスも、大きな資金もいりません。再現できる「型」があるかどうか、それだけの話です。

専門サイトは、ゼロから作り直さなくていい|メインを複製して中身を差し替えるだけ

「サービスごとにサイトを作るなんて、何本も新規制作したら費用が大変だ」。

そう思った社長、安心してください。

専門サイトは、ゼロから作り直す必要はありません。

やり方は、メインサイトを1つ「複製」して、メニュー構成とコンテンツをガラッと差し替えるだけです。

土台になるメインサイトを1本きちんと作っておく。

そのデザインや構造を流用して、中身だけを「軽天工事専門」「店舗内装専門」と差し替えてコピーしていく。

これなら、2本目、3本目はぐっと安く、早く立ち上がります。

具体的なコスト感でいうと、しっかり作るメインサイトが50〜60万円程度のベーシックな構成。そこから複製していく専門サイトは、1本あたり30万円程度が目安です。

ここで一度、立ち止まって考えてみてください。

あなたがいま「1つの完璧なサイトに、もっとお金をかけよう」と思っているとしたら。

そのお金を、入口を増やすほうに回したら、何が起きるか。同じ予算で、お客さんとの接点を2倍にも3倍にもできるんです。

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「1本に200万円」より、専門サイトを3〜4本持つほうが賢い理由

Web制作の世界には、「一撃必殺で200万円」みたいな高額プランがよくあります。

1つのサイトに、とにかく全部の予算を突っ込むやり方です。

私は、これをおすすめしません。

なぜか。

1本に200万円かけても、その後「検索のために記事を書きましょう、月◯万円です」「修正は月◯件まで、それ以上は追加です」と、追加費用が必ず発生していくからです。しかも、記事を書いたからといって、上位表示される保証はどこにもありません。

それなら、同じくらいの予算で「入口を増やす」ほうがはるかに賢い。

数字で並べると、こうなります。

やり方内訳手に入るもの
1本に集中投資1サイトに200万円入口は1つ。テーマがぼやけて全キーワード中途半端
複製で入口を増やすメイン60万+専門30万×3本=150万入口が4つ。各キーワードで専門サイトとして勝負できる

同じ150〜200万円という予算でも、「1つの巨大サイト」に使うか、「メイン+専門サイト3本」に使うかで、手に入る結果がまるで違います。

前者は入口が1つきり。

後者は、お客さんがあなたを見つける入口が4つに増える。

しかも、それぞれの専門サイトが、それぞれのキーワードで「専門サイト」として勝負できる。総合サイト1本では絶対に勝てなかった検索ワードでも、流入を取れるようになります。

最初に全部を突っ込むより、ミニマムでちゃんと作って、反応を見ながら段階的に投資していく。これが、お金を溶かさないサイトの育て方です。

どのサービスから専門サイトを作るべきか|「相性のいい入口」から始める

「分かった、じゃあ全部のサービスを専門サイトにしよう」。

ちょっと待ってください。一気に全部はやらなくていいです。

最初に作るべきは、集客と相性のいいサービスからです。

サービスには、お客さんが自分から探して問い合わせてくる「相性のいいもの」と、そうでないものがあります。

たとえば歯科でいうと、矯正は集客と相性がいい。

「歯並びを直したい」と、自分から検索して探す人が多いからです。

一方で、インプラントのように「いきなり、それを希望して来院する人」が少ないサービスは、入口としては弱い。お客さんが自分から検索する動機が弱いからです。

これはどの業種でも同じです。

あなたの扱うサービスのうち、

  • お客さんが自分から「これで困っている」と検索しそうなもの
  • ある程度の単価が取れて、1件取れたときの利益が大きいもの

この2つを満たすサービスから、専門サイトを作ってください。

すでにブランドが確立されている商品名・工法名があるなら、「そのブランド名+地名」で狙うのも有効です。お客さんがすでにその名前で検索しているからです。

いきなり全サービスを並べて消耗するのではなく、いちばん反応が取れそうな1本から始める。

そこで手応えをつかんでから、2本目、3本目を複製していく。これが失敗しない順番です。

専門サイトを「作って終わり」にしない|各サイトに問い合わせ導線を必ず置く

ここで、多くの人がやってしまう失敗を1つ。

専門サイトを作ること自体が目的になってしまうことです。

ホームページは、作ることが目的ではありません。

問い合わせと売上を取ることが目的です。

だから、それぞれの専門サイトには、必ず「問い合わせの入口」を置いてください。

おすすめは、LINEです。

よくある「友だち登録してメルマガを送る」やり方ではなく、個人LINEの感覚で、チャットしながら相談を受けて予約や問い合わせにつなげる。これがいちばん反応がいいです。

電話が苦手なお客さんでも気軽に連絡できる。

現場の電話対応の負担も減る。

メールフォームより、やり取りのテンポがいい。

実際、たまに電話が鳴る程度だった医療法人さんが、サイトのリニューアルとLINE導入、検索の設計をやり直したことで、LINE経由の問い合わせと新規予約が自動で入る状態に変わりました。「明らかに新規が増えて助かっている」と言っていただいています。

専門サイトという「入口」を作り、その先にLINEという「受け皿」を置く。

ここまでをセットで設計して、はじめて専門サイトは「24時間働く営業マン」になります。

入口だけ作って受け皿がないと、せっかく来たお客さんが、どこに連絡していいか分からずに帰っていきます。これは本当にもったいない。

中身はAIで量産できる|一人でもサービス別の原稿は作れる

「専門サイトを何本も作るなんて、原稿を書く時間がない」。

これも、よく出てくる悩みです。

ここでAIの出番です。

ただし、いきなりChatGPTに「軽天工事のサイト原稿を書いて」と頼んでも、無難で、どこにでもあるような、使えない文章しか返ってきません。理由は1つ。あなたの会社の情報を、AIに渡していないからです。

正しい手順はこうです。

まず、あなたの頭の中にある一次情報をAIに渡す。

施工のこだわり、よくある質問、過去のお客さんの声、対応エリア、価格の考え方。これを、キーボードで打つ必要はありません。スマホの音声入力で、現場で話すように喋って、それをAIに投げればいいんです。

現調メモを、サービスページの原稿に。

お客さんからよく聞かれる質問を、Q&Aコンテンツに。

過去の施工内容を、施工事例の文章に。

自社の情報を渡したAIは、一般論ではなく、あなたの会社専用の「ゴーストライター」になります。

こうやって作った原稿を、複製したWordPressの専門サイトに流し込んでいく。

この流れができると、専門サイトの2本目、3本目を作るスピードが一気に上がります。

一人の会社でも、外注費をかけずに、サービス別のコンテンツを量産できるようになります。

AIは、最新ツールを自慢するためのものではありません。

専門サイトという資産を、一人でも増やしていくための、現場の道具です。

当たり外れは「数字」で見て、伸びる入口に予算を寄せる

専門サイトを何本か作っていくと、必ず差が出ます。

よく問い合わせが来るサイトと、あまり来ないサイトが出てくる。

これは、当たり前のことです。

大事なのは、その差を「感覚」ではなく「数字」で見ることです。

どの専門サイトに、どれくらいアクセスが来ているか。

そこから、どれくらい問い合わせにつながっているか。

アクセス解析を見れば、これははっきり分かります。

そして、反応がいい入口に、追加の予算や手間を寄せていく。動画を足す、コンテンツを増やす。逆に、半年見ても反応がまったくないサイトは、無理に磨き続けなくていい。

ここで思い出してほしいのが、お金の使い方です。

広告でアクセスを買い続けるのは、止めた瞬間にゼロになる「借りている集客」です。資金力の勝負になって、消耗します。

一方、専門サイトは、一度上位に育てば、止めても残り続ける「資産になる集客」です。

SNSの投稿は流れて消えますが、検索で見つけてもらえる専門サイトは、寝かせておいても見込み客を集め続けてくれます。

だから、最初の半年は数字が育つのを待つ時間も必要です。

焦らず、伸びる入口を見極めて、そこに資源を集中する。これが、少人数でも高利益で回す会社のお金の使い方です。

今日からできる、入口を増やす最初の一歩

最後に、今日からできることを、順番にまとめます。

難しく考える必要はありません。

やることは3つです。

1. 自社のサービスを書き出して、相性のいい1本を選ぶ。お客さんが自分から検索しそうで、1件あたりの利益が大きいサービスはどれか。スマホの音声入力で、思いつくまま喋って書き出してください。

2. メインサイトを1本、土台として整える。そこから複製できる、軸になるサイトを用意する。すでにサイトがあるなら、それを土台にできます。

3. 相性のいいサービスの専門サイトを1本、複製で立ち上げ、LINEの問い合わせ導線を置く。完璧を目指さず、まず1本。反応を見てから、2本目を考える。

いきなり3本も4本も作る必要はありません。

1つの完璧なサイトに固執するのをやめて、入口を「1つ増やす」。まずはそこからです。

その1本の専門サイトの中身を、あなたの会社の情報を渡して、AIに作らせる。

その具体的な手順を、無料のガイドにまとめています。何から書けばいいか分からない、という方こそ、まずここから始めてください。

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まとめ|1つの完璧なサイトを磨くな、お客さんの入口を増やせ

立派なホームページを1つ作っても、問い合わせが来ない。

その原因は、デザインでも文章でもなく、「1サイトで全部を集客しようとしている」ことでした。

お客さんは、会社名ではなく、自分の悩みの名前で検索します。

だから、サービスごとに専門サイトを分けて、それぞれの入口で見つけてもらう。

専門サイトは、ゼロから作らなくていい。メインを複製して中身を差し替えるだけ。

1本に200万円を突っ込むより、入口を3本4本に増やすほうが、はるかに賢い。

そして、その中身はAIで量産できる。各サイトにLINEの受け皿を置けば、専門サイトは24時間働く営業マンになります。

きれいなサイトを1つ磨き続けるのは、もうやめましょう。

お客さんの入口を、増やしてください。

やるかやらないか、それだけの話です。


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