朝、パソコンを開いて、ChatGPTに向かう。
「うちは福岡でリフォームをやっていて、対象はだいたい築20年以上の戸建てで、お客さんは50代から60代のご夫婦が多くて……」
そこまで打って、ふと思う。
これ、昨日も打ったな、と。
最近、AIの話題をあちこちで見ますよね。「AIに自分の会社の情報を渡せば、答えが変わる」。これはそのとおりです。実際、渡した瞬間に文章の質は変わります。
でも、誰も次のことを言ってくれない。
その情報を、毎回渡し続けるんですか?
提案書を作るとき。チラシの文章を考えるとき。問い合わせメールの返信を書くとき。そのたびに、同じ前置きを打ち直している。長い人だと5分。短くても2〜3分。1日に3回使えば、それだけで10分。月20日なら200分。年間で40時間です。
これ、AIで時間を減らしているつもりで、増やしています。
原因は、あなたの説明が下手だからでも、プロンプトを覚えていないからでもないです。
渡した情報の「置き場所」を作っていないからです。
今日お伝えするのは、あなたの会社の情報を1回だけまとめて、AIの中に置いておく方法です。名前をつけるなら「会社の引き出し」。作るのは、A4で1枚。材料はスマホに7分ほど話すだけ。整えるのはAIがやります。
作ってしまえば、次の日からは前置きゼロ。「この前の内容で、A社向けの提案書のたたき台を」と一言打つだけで、自社仕様の文章が出てきます。
順番に説明します。
なぜ、AIの答えはいつまでも”よそ行き”なのか|あなたは毎朝、初対面の人に自己紹介している
AIは、昨日のあなたを覚えていません
AIを「優秀な新人」にたとえる人は多いです。でも、正確じゃないです。
正確に言うと、毎朝リセットされる新人です。
昨日どれだけ丁寧に会社のことを教えても、次の日の朝には何も残っていない。だから、また一から説明する。また一から説明されたAIは、また当たり障りのない一般論を返してくる。
「AIって、結局そんなに使えないな」
そう感じている方の大半は、AIの性能の問題ではなくて、ここで止まっています。
前置きの手打ちは、1年で「まる1週間」になります
どのくらい損しているか、数字で見てください。
| 1回あたりの前置き | 1日の使用回数 | 1か月(20日) | 1年間 |
|---|---|---|---|
| 3分 | 3回 | 180分(3時間) | 36時間 |
| 5分 | 3回 | 300分(5時間) | 60時間 |
| 5分 | 5回 | 500分(8.3時間) | 100時間 |
真ん中の行で60時間。営業日に直すと、まる1週間ぶんです。
しかも、この時間で生まれているのは売上ではありません。同じ説明を打ち直しているだけです。現場に出る時間でもなければ、見積もりを出す時間でもない。ただの手打ち作業です。
「前置きが面倒」だから、だんだん省くようになる
もっと厄介なのが、この先です。
毎回同じ説明を打つのが面倒になると、人は自然と省略します。
最初は7行書いていた前置きが、3行になり、1行になり、しまいには「提案書のたたき台を作って」だけになる。
その結果、返ってくるのは、どこの会社でも通用する文章です。「お客様に寄り添い、丁寧な施工を心がけております」。日本中の会社が書いている文章。あなたの会社である必要がまったくない文章。
省略したのは自分なのに、「やっぱりAIは使えない」で終わってしまう。
いちばんもったいないパターンです。
足りないのは、テクニックではなく「置き場所」
ここを勘違いしている方が本当に多いので、はっきり書いておきます。
AIから使える答えが出ないのは、プロンプトのテクニック不足ではないです。
必要なのは、
上手な聞き方を覚えることじゃないです。
会社の情報を、毎回打たなくていい場所に置くこと
ここです。
キーボードが速い人が勝つ話でもない。パソコンに詳しい人が勝つ話でもない。1回だけ準備した人が、次の日からずっとラクをする。それだけの話です。
一度だけ作るのは、A4で1枚|「会社の引き出し」に入れる7項目
引き出しの中身は、7つで足ります。多すぎるとAIも人も迷います。
| 番号 | 入れる項目 | 入っていないと、こうなる |
|---|---|---|
| ① | 会社と事業の基本(地域・業種・体制・営業範囲) | 地名も業種も入らない、汎用的な文章になる |
| ② | お客さんと、その困りごと | 誰に向けた文章か定まらず、心に刺さらない |
| ③ | 自社の強み・他社との違い | 「丁寧」「安心」だけの、どこにでもある売り文句になる |
| ④ | 料金の考え方(松竹梅の3プラン) | 価格の話が「安さ」一択になり、値引き前提の文章になる |
| ⑤ | よく使う言葉・使わない言葉 | 自分では絶対に言わない言い回しが混ざる |
| ⑥ | 実績・数字・お客さんの声 | 説得力の根拠がなく、ふわっとした文章で終わる |
| ⑦ | してほしくないこと(NG) | 大げさな表現や、言い切れない保証が入り込む |
とくに効くのは、④と⑦です。
④の料金の考え方が入っていると、AIが書く文章が「安いです」から「あなたに合うのはこれです」に変わります。私がずっとお伝えしている松竹梅の見積もりの考え方を、そのまま引き出しに入れておくイメージです。
梅は、予算を優先して範囲を削ったプラン。竹は、お客さんの要望どおりの標準プラン。松は、プロとして本当に薦めたいプラン。
この3つの考え方が入っていると、AIが作る提案書のたたき台からして、他社比較ではなく自社内比較の形になります。
⑦のNGも効きます。「業界No.1と書かない」「絶対・必ずを使わない」「値引きを匂わせない」。この3行を入れておくだけで、あとから直す手間がごっそり減ります。
【手順1】材料は、スマホに話すだけ|7分で終わります
ここが一番の山に見えて、実は一番かんたんです。
キーボードを開かないでください。スマホのメモアプリを開いて、マイクのボタンを押して、ただ話します。
移動中の車の中で構いません。実際、こんな感じで大丈夫です。
「うちは福岡市とその周辺で、戸建てのリフォームをやってます。社長の私と職人が2人。お客さんは築20年から30年くらいの家に住んでる50代60代のご夫婦が多いです。困ってるのは、水回りが古くなってきたけど、いくらかかるか分からなくて相談しづらいってところ。うちの強みは、現場調査のときに写真を撮って、その場で3パターンの概算を出せることです。他社さんは後日メールが多いので。料金は、最低限直す梅が◯万から、標準の竹が◯万から、断熱まで含めた松が◯万から。あと、大げさな言葉は使いたくないです。No.1とか絶対とか、そういうのは書かないでほしい。」
これで1分半くらいです。言い間違えても、言い直しても、「えーっと」が混ざってもまったく問題ありません。あとでAIが整えます。
AIをうまく使えない方の多くは、能力の問題ではなくて、キーボードで止まっているだけです。手が苦手なだけであって、仕事の中身はあなたのほうが誰よりも詳しい。話す形にした瞬間、材料はいくらでも出てきます。
言うことに迷ったら、さっきの7項目を上から順に、ひとつずつ話してください。1項目1分でも7分です。
【手順2】AIに、その録音を「会社シート1枚」へ整えさせる
話したメモをそのままコピーして、AIに貼り付けます。そして、次の指示を一緒に送ってください。
以下は、私の会社について私が話した音声メモの文字起こしです。
これを「会社の基本情報シート」として、次の7項目に整理してください。
①会社と事業の基本 ②お客さんと、その困りごと ③自社の強み・他社との違い ④料金の考え方(3プラン) ⑤よく使う言葉・使わない言葉 ⑥実績・数字・お客さんの声 ⑦してほしくないこと
条件は3つです。
1. 全体で800字以内。箇条書き中心で、読みやすくしてください。
2. 私が話していない情報は、絶対に足さないでください。数字や実績が不明な箇所は【要確認】と書いてください。
3. 最後に、この情報だけでは足りない点を質問3つにまとめてください。
条件の3つには、それぞれ意味があります。
800字以内にするのは、長すぎるシートは自分でも読み返さなくなるからです。A4で1枚。これが続く上限です。
【要確認】を書かせるのは、AIが数字を作ってしまうのを防ぐためです。「施工実績500件」なんて、話していないのに出てくることがあります。これをそのまま提案書に載せたら、あとで取り返しがつきません。たたき台はAI、最終判断は人間。ここは絶対に崩さないでください。
質問3つは、抜けを見つけるためです。自分では当たり前すぎて話さなかったことが、だいたいここで出てきます。
実際に出てくるのは、こういう1枚です
イメージが湧かないと動けないと思うので、出来上がりを載せておきます。さきほどの音声メモから作った場合、こんな形になります。
【会社の基本情報シート】最終更新日:2026年8月6日
①会社と事業の基本
・福岡市および近郊で、戸建てのリフォーム工事
・体制:代表1名+職人2名
・対応範囲:水回り中心、断熱・内装まで対応可
②お客さんと、その困りごと
・築20〜30年の戸建てに住む50〜60代のご夫婦
・水回りが古くなってきたが、費用感が分からず相談しづらい
・見積もりを取ること自体に心理的なハードルがある
③強み・他社との違い
・現地調査の場で写真を撮り、その場で3パターンの概算を提示できる
・他社は後日メール回答が多く、その場で判断材料が出ない
④料金の考え方(3プラン)
・梅:最低限の補修のみ ◯万円〜【要確認】
・竹:標準的な水回り交換 ◯万円〜【要確認】
・松:断熱・内装まで含む ◯万円〜【要確認】
⑤よく使う言葉・使わない言葉
・使う:「現地で見てから判断します」「10年後にどうなるか」
・使わない:「業界No.1」「絶対」「必ず」「今だけ」
⑥実績・数字・お客さんの声
・【要確認】年間施工件数、創業年数、お客様の声の具体的な言葉
⑦してほしくないこと
・大げさな表現、断定的な保証、値引きを匂わせる書き方はしない
確認したい質問3つ
1. 年間の施工件数と創業年数は?
2. 3プランのおおよその価格帯は?
3. お客様から実際に言われて嬉しかった言葉は?
800字弱です。これがあなたの引き出しの中身になります。
【要確認】が3か所残っていますよね。ここは、AIが勝手に埋めなかった証拠です。この3か所を、次に手が空いたときに自分で埋める。それで完成です。
出てきたシートは、そのまま使わないでください
30秒だけ、目で確認してください。見るのは3か所です。
- 数字(金額・件数・年数)が、自分の言った数字と合っているか
- 会社名・地名・サービス名が正確か
- 自分が絶対に言わない言い回しが混ざっていないか
ここだけ直せば完成です。完璧を目指さないでください。7割で出して、使いながら足していくほうが、はるかに早く形になります。
【手順3】その1枚を、AIの”引き出し”に置く|置き場所は3つあります
さて、ここからが本題です。せっかく作ったシートを、どこに置くか。
やり方は3つあります。難しい順ではなく、今日できる順に並べます。
| 置き方 | やること | 向いている人 |
|---|---|---|
| ①メモに保存してコピペ | スマホのメモやGoogleドキュメントに保存し、使うときに冒頭へ貼る | 今日から始めたい人。全員まずここから |
| ②「プロジェクト」機能に入れる | ChatGPTなどにある、案件・用途ごとに会話をまとめておく機能にシートを登録する | 週に数回以上AIを使う人 |
| ③設定欄に登録して常時反映 | AIの設定にある「あなたについて」「カスタム指示」欄に要点を入れる | 毎日AIを開く人 |
①は、拍子抜けするほど地味です。でも、これで十分に効きます。毎回7行考えるのと、保存済みの1枚を貼るのとでは、かかる時間が10分の1になります。
②が、いちばん実務向きです。多くのAIサービスには、会話をフォルダのようにまとめておける機能があります(サービスによって名前が違いますが、「プロジェクト」「スペース」などと呼ばれます)。そこに会社シートを1回入れておくと、そのフォルダの中で始めた会話には、毎回自動でシートが効きます。
「提案書」というフォルダを作って、シートを入れておく。次の案件が来たら、そのフォルダを開いて「B社向けに、内容はこう。たたき台をお願い」と打つだけ。前置きは要りません。
③は、全部の会話に効かせたい人向けです。ただし、ここには短い要点だけにしてください。長い文章を入れると、雑談のときまで会社の話に引っ張られます。
迷ったら、①をやってから②に進んでください。①だけでも、今日から前置きはゼロになります。
作ったのに使われない引き出しには、共通点があります
これまで何社も見てきて、引き出しが定着しない会社には、はっきり共通点がありました。
保存した場所を、自分でも覚えていないんです。
デスクトップのどこか、あるいはメールの下書き、あるいは紙に印刷してファイルの中。使うたびに探すことになって、探すくらいなら打ったほうが早い、となる。それで終わりです。
対策は2つだけです。
- スマホから3秒で開ける場所に置く(メモアプリのいちばん上に固定する、など)
- 名前を「会社シート」だけにする(日付やバージョン番号を付けない。増やさない)
ファイルを増やさないでください。1枚を上書きし続けてください。「最新版はどれか分からない」状態が、いちばん使われなくなります。
▼「会社の引き出し」の作り方を、手順どおりに全部やりたい方へ。無料の7大特典で、話すだけで文章にする音声入力のコツと、AIをあなた専属のゴーストライターにする手順をまとめてお渡ししています。
引き出しは、1つじゃなくていい|用途別に3つ持つと、もっと速くなります
慣れてきたら、引き出しを分けてください。中身は同じ会社シートに、用途別の一言を足すだけです。
- 営業の引き出し(提案書・見積書・商談メール)…足すのは「よく聞かれる質問と答え」「断られたときの理由トップ3」
- 集客の引き出し(チラシ・ホームページ・SNS・ブログ)…足すのは「お客さんが実際に使う言葉」「過去に反応がよかった見出し」
- お客さん対応の引き出し(返信メール・電話後のお礼・クレーム対応)…足すのは「自社の言葉づかいのトーン」「約束できること・できないこと」
分ける理由は、混ざると精度が落ちるからです。集客の文章に見積もりの細かい条件は要らないし、クレーム対応の返信に強みの自慢は要りません。
3つ作っても、追加の作業は各5分です。土台の1枚はもうできているので。
いちばん変わるのは、提案書とスライドです
引き出しの効果がはっきり出るのは、資料まわりです。
引き出しがない状態で「提案書を作って」と頼むと、こういうものが出てきます。
弊社は、お客様一人ひとりのご要望に寄り添い、高品質なサービスをご提供いたします。
読んだことがありますよね。何も言っていない文章です。
引き出しに会社シートが入っていると、同じ一言でこう変わります。
築20年を超えた戸建てで、水回りだけを直すか、断熱まで含めて考えるかで、10年後の光熱費が変わります。今回は3つのプランでご提案します。
差は、あなたの説明能力ではありません。AIが、あなたの会社を知っているかどうかだけです。
同じ「提案書のたたき台を作って」でも、結果はここまで変わります。
| 項目 | 引き出しなし | 引き出しあり |
|---|---|---|
| 書き出し | 弊社の理念とご挨拶から始まる | お客さんの困りごとから始まる |
| 価格の見せ方 | 1つの金額だけ、もしくは空欄 | 梅・竹・松の3プラン |
| 根拠 | 「豊富な経験」など抽象的 | 自社の数字・実績・お客さんの声 |
| 言葉づかい | どこの会社でも通る一般的な表現 | 自分が普段使っている言い回し |
| 直す手間 | 8割書き直し | 2割の調整で出せる |
| 所要時間 | 結局2時間 | 15分前後 |
「8割書き直し」と「2割の調整」。ここが、AIを使えている人と、使ったつもりの人の差です。
スライドは「作って」ではなく、「構成だけ先に」
スライドがスカスカになるのも、原因は同じです。中身を渡さずに見た目から頼むからです。
順番はこうしてください。
1. 引き出しを開いて、「この会社の情報をもとに、A社向け提案スライドの構成だけを、1枚1メッセージで10枚ぶん出して」と頼む
2. 構成を自分で並べ替える(ここは人がやったほうが速い)
3. 決まった構成を、スライド作成ツールに流し込む
中身が先、見た目は後です。この順番を守るだけで、出来上がりが変わります。
作るときのルールも3つだけ覚えてください。1枚に言いたいことは1つ。色は3色まで。見出しは13文字前後。これで、資料は十分に見られる形になります。
入れてはいけない情報が、3つあります
便利だからといって、なんでも入れないでください。線引きは3つです。
- お客さんの個人情報(氏名・住所・電話番号・現場の詳細な所在地)は入れない
- 他社との契約に関わる数字(仕入原価そのもの、取引先ごとの掛け率)は入れない
- 人の評価や悪口(あの社員は使えない、あの取引先は最悪、など)は入れない
事例として使いたいときは、伏せて書けば十分に機能します。「A様邸」ではなく「関東の築25年の戸建て」。「◯◯工務店様」ではなく「同業の内装会社」。これでAIの出力の質はまったく落ちません。
判断に迷ったら、基準はひとつです。その1枚を印刷して、たまたま人に見られても困らないか。困るなら、入れないでください。
業種別|最初に入れるべき「1項目」は、ここが違います
7項目を全部そろえるのが理想ですが、忙しいなら1項目から始めても効果は出ます。業種によって、効く順番が違います。
| 業種 | 最初に入れる項目 | 理由 |
|---|---|---|
| 工務店・リフォーム・内装 | ④料金の考え方(松竹梅) | 価格の話が最初に来る業種。3プランの考え方が入るだけで提案の形が変わる |
| 整体・美容・クリニック | ②お客さんと、その困りごと | 同じ症状でも通う理由が人によって違う。ここが曖昧だと文章が刺さらない |
| 士業・コンサル・保険 | ③強み・他社との違い | 資格名だけでは選ばれない。何を任せられる人かを言語化するのが先 |
| 飲食・物販・小売 | ⑤よく使う言葉・使わない言葉 | 店の空気感がそのまま売りになる。言葉づかいが崩れると別の店になる |
| Web制作・撮影・デザイン | ⑥実績・数字・お客さんの声 | 実績が信用に直結する。ここを渡すと提案文の説得力が一気に上がる |
共通しているのは、お客さんが選ぶときに迷う場所を、先に埋めておくということです。
3か月に1回だけ、引き出しを開けてください
作りっぱなしにすると、引き出しは古くなります。とはいえ、毎週見直す必要はまったくないです。
3か月に1回、5分。見るのは3つだけです。
- 料金が変わっていないか
- 新しい実績・お客さんの声が増えていないか
- 最近よく聞かれるようになった質問はないか
シートの一番上に「最終更新日」を書いておいてください。これがないと、いつのものか分からなくなって、結局使わなくなります。
引き出しは、あなた個人のものにしないでください
もし社員やパート、外注さんがいるなら、同じ1枚を共有してください。
すると、誰が文章を書いても、同じ質のたたき台が出てきます。
私は、リフォーム業で営業マンを一人も雇わずに年商4.8億円まで持っていきました。営業がうまい人を集めたからではないです。同じ説明が、誰の口からでも同じように出る状態を作ったからです。
Web知識ゼロの在宅パートの方が、マニュアルどおりに進めて集客用のサイトを作った例もあります。センスの話ではなく、渡された1枚があるかどうかの話です。
営業マンを増やす前に、仕組みを作ってください。
さらに一歩進めるなら、その中身をホームページに置いてください
引き出しの中の②お客さんの困りごと、③強み、④料金の考え方、⑥お客さんの声。
これ、そのままホームページに載る中身です。
AIとのやりとりで使うだけなら、それはあなたの手元だけで消えていく情報です。ホームページに載せた瞬間、寝ている間も同じ説明をしてくれるようになります。
SNSの投稿は流れて消えます。ホームページは残ります。ホームページは名刺ではなく、24時間働く営業マンです。1回作った材料を、1回で捨てないでください。
引き出し作りで、やってはいけない3つ
①完璧な1枚を目指さない
7項目のうち、埋まったのが4項目でも構いません。今日埋めた4項目のぶんだけ、明日の文章は良くなります。完璧を目指して手が止まっている状態が、いちばん損です。7割で出す。
②古い数字を、置きっぱなしにしない
料金や実績は変わります。3年前の価格が入ったままの引き出しは、便利どころか危険です。最終更新日を書く。3か月に1回開ける。この2つだけ守ってください。
③引き出しを作ったのに、確認せずに出さない
引き出しがあると、出てくる文章の精度が上がります。上がるから、つい信用してそのまま出したくなります。
でも、金額・社名・日付・数量の4つだけは、必ず自分の目で見てください。ここは今後も、人間の仕事です。
まとめ|今日やるのは、スマホに7分だけ話すことです
最後に、要点をまとめます。
- AIの答えが一般論なのは、性能でもプロンプトでもなく、会社の情報の置き場所がないから
- 毎回同じ前置きを打つのは、年間40時間の手打ち作業になる
- 引き出しに入れるのは7項目。A4で1枚、800字以内
- 材料はスマホに話すだけ。7分で足りる
- 整えるのはAIの仕事。ただし【要確認】を必ず書かせる
- 置き場所は3つ。まずはメモに保存してコピペ、次にプロジェクト機能
- 用途別に3つ持つと、営業も集客も対応も速くなる
- 提案書とスライドがいちばん変わる。中身が先、見た目は後
- お客さんの個人情報・原価・人の評価は入れない
- 3か月に1回、5分だけ開ける。最終更新日を書く
- 社内で共有すれば、誰が書いても同じ質になる
今日やることは、ひとつだけです。
スマホのメモを開いて、マイクを押して、7つの項目を上から順に話す。それだけです。7分で終わります。
明日から、あの長い前置きは要らなくなります。
そして、ここまで読んで気づいた方もいると思いますが、この話のカギは全部同じところにあります。AIに、自分の情報を渡しているかどうか。渡していないから一般論しか返ってこない。渡してあるから、あなたの言葉で返ってくる。それだけです。
▼その「自分の情報を渡す」やり方を、順番どおりに全部お渡ししています。パソコンが苦手でも今日から始められるAI超入門、話すだけ音声入力、AIをあなた専属のゴーストライターにする手順、コピペで使えるAIプロンプト15選まで、7大特典を無料でどうぞ。